平成22年(2010年)の蜃気楼発生記録
上位蜃気楼が南湖で平成22(2010)年に発生した日付です。(Updated 2010/06/26)
上位蜃気楼は、概ね春先(3月)~初夏(6月)に発生いたします。
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第1回目 蜃気楼発生日 2010年2月23日(水)/天候:晴れ 観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4) 発生時間 12:30頃既に発生 消滅時間 不明(16:00頃まだ発生していたが、視界悪化の為、観測中止) 発生方向 ・琵琶湖大橋方面
・湖岸堅田(大津市)方面
・湖岸守山市~草津市烏丸半島方面発生状況 琵琶湖大橋の複雑な変化
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁が横倒しのV字型(3像型)の蜃気楼となる
・・・(12:37~)
・ 琵琶湖大橋が細く高くなり水平となる・・・(13:43~)
・ 琵琶湖大橋の最高部の東西でダブルZ字型(3像型)と東側の橋梁
の一部分が多段的に折れ曲がる(つまり、橋梁がジグザグ゙に変化し
た)
・・・(14:43~)
・ 琵琶湖大橋の最高部の東西が上方倒立し、ダブルZ字型の蜃気楼
となる・・・(14:44~)
・ 琵琶湖大橋の最高部の東西でダブルZ字型(3像型)、更に東側の
橋梁でZ字型(3像型)の蜃気楼となる・・・(15:29~)
・ 琵琶湖大橋の最高部の西側の橋梁のみ上方倒立し、Z字型(正確に
は逆Z字型)の蜃気楼となる・・・(15:43~)
・ 琵琶湖大橋の東側の橋梁が横倒しのV字型(3像型)の蜃気楼に再
びなる・・・(15:59~)
堅田方面の変化
・ 西岸の大津市堅田方面が板塀状の蜃気楼となる・・・(14:33~)
・ 大津市堅田方面の大観覧車周辺の湖岸が矩形波状の(凹凸のある)
風景になる・・・(14:43~)
・ 琵琶湖大橋西詰の下部に見える造船が板塀状になったり2像になっ
たりする・・・(14:32~)
守山市及び烏丸半島方面の変化
・ 対岸の守山市木浜方面が板塀状の蜃気楼となる・・・(13:37)
・ 東岸の守山市から草津市烏丸半島にある琵琶湖博物館周辺までが
板塀状の蜃気楼となる。板塀状になった湖岸の風景の一部に4像に
なったものも認められた・・・(13:42~)備 考 ・ 湖上のヘイズ(もや)の影響で、視界はよくなかった。双眼鏡で
は、琵琶湖大橋の変化が解っても、カメラでは写りにくい状況であ
った
・ 時間の経過と共に湖上の視界はヘイズにより妨げられ、16:00過ぎ
に観測を中止した。
・ 気温:16.2℃(湖岸)、水温(湖岸付近):10.2℃・・・(12:30)
・ 風向・風速:現地では無風に近い。
※ ビワコダスによると、草津市の烏丸半島では1m/s以下の北北東
の風観測及び写真記録:房英夫会員
蜃気楼写真 あり
第2回目 蜃気楼発生日 2010年3月14日(日)/天候:晴 観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4) 発生時間 15:20頃に発生 消滅時間 不明(18:15頃まだ琵琶湖大橋や後方の比良山の稜線が変化していたが、日没して暗くなってきたので観測中止した。 発生方向 ・琵琶湖大橋方面
・西岸の堅田・雄琴(大津市)方面
・東岸の守山市・草津市烏丸半島方面
・琵琶湖大橋の後方にある湖西地域の比良山の稜線発生状況 琵琶湖大橋の複雑な変化
・ 琵琶湖大橋の東側の橋梁が太くなりだす・・・(15:20~)
・ 本来、水平線下に隠れて見えない、琵琶湖大橋のフーチング
(橋脚支台)が蜃気楼なって見え出す・・・(15:41~)
・ 琵琶湖大橋下部の水面が板塀状化し、フーチングが伸びる
・・・(16:00~)
・ 琵琶湖大橋下部の湖面がグレーの板塀状蜃気楼になる
・・・(16:30~)
・ 琵琶湖大橋の東側がZ字型(3像型)の蜃気楼となる
・・・(17:25~)
・ 琵琶湖大橋のアーチ型が直線状に変化する・・・(17:28~)
・ 琵琶湖大橋後方の陸地?の何かのライトが3像型の蜃気楼となり輝
いて見える・・・(17:53~)
・ 琵琶湖大橋の東側の橋梁が大きくZ字型(3像型)の蜃気楼となる
・・・(18:02~)
※ 日没した18:15頃も双眼鏡やビデオカメラの観察では、琵琶湖
大橋が太くなったり、細くなったりと変化をしていた。暗くなった
ので観測中止
西岸の堅田・雄琴(大津市)方面の変化
・ 琵琶湖大橋西詰周辺の西岸の堅田(大津市)一帯が板塀状の蜃気
楼になる・・・(16:21~)
・ 西岸の大津市堅田~雄琴までが板塀状の蜃気楼になる。また、部分
的に陸地の上に湖面、その上に湖面となって見える
・・・(17:18~)東岸の守山市・草津市烏丸半島方面の変化
・ 対岸の守山市~草津市烏丸半島の琵琶湖博物館手前までが、板塀
状の蜃気楼となる・・・(16:10~)
・ 対岸の守山市赤野井町方面を走る車が伸びたり2像型の蜃気楼とな
る・・・(16:30~)
湖西地域の比良山(琵琶湖大橋の後方)の稜線の変化
・ 比良山の滑らかな稜線が途中から崖状になる・・・(15:37~)
・ 通常没して見える比良山の裾野が、浮き上がる・・・(16:45~)
・ 通常水平線に没して見える比良山の裾野が、階段状に見える
・・・(16:52~)
・ 比良山の稜線や通常水平線に没して稜線が、複雑な変化をする
・・・(17:24~)
※ 日没した18:15頃も双眼鏡やビデオカメラの観察では、琵琶湖大
橋後方の比良山の稜線や水平線下に隠れた裾野がまだ蜃気楼
化してた。暗くなったので観測中止。備 考 ・ 当日は、天候に恵まれたが、湖岸では肌寒く感じた。15:00まで琵
琶湖大橋が下位蜃気楼から通常に戻っただけで上位蜃気楼の兆
候は見られなかった。
・ 15:20頃に、琵琶湖大橋の東側の橋梁が部分的に太くなってきて、
上位蜃気楼発生の兆候が見られた(恐らく、太くなっただけで終わ
ると思われた)
・ 気温(湖岸):14.5℃、水温(湖岸付近):11.6℃・・・(15:50)
・ 風向・風速:無風に近い(上位蜃気楼発生前と発生中)
※ ビワコダスによると、草津市烏丸半島では北~北東の1m/s未満
の風
・ この日同時刻から、北湖の湖岸縁の明神崎(高島市高島)周辺で
の観測では、上位蜃気楼が観測されなかった。
・ 観測及び写真記録:ヒデヨシ会員・房英夫会員蜃気楼写真 あり
第3回目 蜃気楼発生日 2010年3月20日(土)/天候:うす曇 観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4) 発生時間 13:00頃に発生 消滅時間 16:00頃(対岸が縮んで30分以上変化がないので蜃気楼の終焉と判断) 発生方向 ・琵琶湖大橋方面
・湖岸堅田~坂本(大津市)方面
・湖岸守山市~草津市烏丸半島方面発生状況 琵琶湖大橋の複雑な変化
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁の一部が太くなりだす・・・(13:00~)
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁のある部分から東詰までが、異常に太くなる
・・・(14:15~)
・ 琵琶湖大橋の最高部周辺が全体的に高く伸びて水平になり、最後部
あたりの橋梁が異常に太く(一本つながりの太い眉毛状に)なる
・・・(14:25~)
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁の一部が、Z字型(3像型の蜃気楼)となる
・・・(14:37~)
・ 琵琶湖大橋の東側のZ字型の部分がつながって太い橋梁となる
・・・(14:46~)
・ 琵琶湖大橋の西詰付近の橋梁が逆Z字型(3像型の蜃気楼)となる
・・・(14:48~)
・ 琵琶湖大橋の下部の水面が伸びだし、橋全体が下から押し潰された
ように縮む・・・(15:14~)
堅田・坂本(大津市)方面の変化
・ 西岸の大津市堅田方面の湖面が伸びだし、対岸が下から押しつぶさ
れた様に縮みだす・・・(14:47~)
・ 大津市雄琴方面の湖岸や湖面が伸びだす(湖上のブイやエリ、船な
ど)が伸びたり、上方倒立像を伴って見える・・・(14:47~)
・ 大津市坂本方面の湖岸が板塀状の蜃気楼になる・・・(14:47~)
守山市及び烏丸半島方面の変化
・ 対岸の守山市木浜方面~草津市烏丸半島の琵琶湖博物館の手前ま
でが、低い板塀状の蜃気楼となる・・・(14:36~)
・ 草津市烏丸半島に位置する琵琶湖博物館の手前にある港とビット
(船舶係留杭)が伸びだす。以後、ビットが上方倒立したり板塀状化
する・・・(14:37~)
・ 東岸の守山市木浜町~山賀町までの板塀状蜃気楼が消滅する
・・・(14:48~)
・ 東岸の烏丸半島方面の湖岸が板塀状化し、湖上のボート等が3像型
の蜃気楼となって見える・・・(14:49~)
・ 東岸の守山市~草津市烏丸半島までの湖岸が縮みだす
・・・(15:01~)
・ 東岸の草津市烏丸半島の風車が見える湖岸の一部が上方倒立して
見える・・・(15:15~)
・ 守山市~烏丸半島方面一帯の湖面が伸び、湖岸が縮む
・・・(15:48~)備 考 ・ 湖上のヘイズ(もや)の影響で、視界はよくなかった。肉眼では、
琵琶湖大橋が見えず、烏丸半島の琵琶湖博物館は見える程度
の視界
・ 16:00過ぎ、湖上の無風に近い風から南よりの強く感じる風にか
わり、視界がより悪化した
・ 気温:17.0℃(湖岸)、水温(湖岸付近):13.1℃
・・・(13:00頃)
・ 風向・風速:現地では無風に近い。
※ ビワコダスによると、蜃気楼発生中の草津市の烏丸半島では
1m/s未満の弱い風であった。観測及び写真記録:ヒデヨシ会員・房英夫会員
蜃気楼写真 あり
第4回目 蜃気楼発生日 2010年4月5日(月)/天候:晴れ 観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4) 発生時間 15:00頃既に発生 消滅時間 不明(17:00頃蜃気楼は発生していたが、視界悪化で観察中止) 発生方向 ・琵琶湖大橋方面
・湖岸堅田~坂本(大津市)方面
・湖岸守山市~草津市烏丸半島方面発生状況 琵琶湖大橋の変化
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁がZ字型(3像型)の蜃気楼となる
・・・(15:00~)
・ 湖面が板塀状となり琵琶湖大橋は、下部から押し上げられて縮む
・・・(15:30~)
・ 縮んだ琵琶湖大橋の最高部付近のみ太くなる・・・(15:57~)
堅田・坂本(大津市)方面の変化
・ 西岸の大津市堅田方面が板塀状の蜃気楼となる
・・・(15:30~)
・ 西岸の大津市坂本から堅田までが板塀状の蜃気楼となる
・・・(16:19~)
守山市及び烏丸半島方面の変化
・ 対岸の守山市木浜方面が板塀状の蜃気楼となる・・・(15:30~)
・ 対岸の守山市が縮みだす・・・(16:03~)
・ 東岸の草津市烏丸半島一帯が板塀状の蜃気楼となる。特に、烏丸
半島港のビット(船舶係留杭)が伸びだし、後方の地面と共に2像
になったり板塀状の蜃気楼となる・・・(16:20~)備 考 ・ 湖上のヘイズ(もや)の影響で、視界はよくなかった。肉眼では、
琵琶湖大橋が見えず、烏丸半島の琵琶湖博物館は見える程度の視界
・ 気温:17.3℃(湖岸)、水温(未計測)・・・(15:00頃)
・ 風向・風速:現地では無風に近い。
※ ビワコダスによると、蜃気楼発生中の草津市の烏丸半島では
1m/s未満の北~北東の弱い風であった。
・ 観測及び写真記録:房英夫会員蜃気楼写真 あり
第5回目 蜃気楼発生日 2010年4月10日(土)/天候:晴れ後曇り 観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4) 発生時間 11:50頃に発生 消滅時間 17:15頃(縮んだ風景に変化がなくなった) 発生方向 ・琵琶湖大橋方面
・琵琶湖大橋後方の比良山
・湖岸堅田~坂本(大津市)方面
・湖岸守山市~草津市烏丸半島方面発生状況 琵琶湖大橋の変化
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁の水面に近い部分一帯が太く伸びだす
・・・(11:50~)
・ 琵琶湖大橋の普段水平線の下に隠れて見えないフーチング(橋脚
支持台)が見え出し、2~3像の蜃気楼となる。また、橋の下の湖面
が板塀状の蜃気楼となる・・・(14:00~)
・ 琵琶湖大橋最高部周辺の橋梁が太くなり“まゆ毛”状になり、東側
の橋梁は、“横倒しのV字型(3像型)”の蜃気楼となる
・・・(15:04~)
・ 琵琶湖大橋は、湖面の板塀状化により下部から押し上げられて縮
みだす。東側の橋梁は“横倒しのV字型“のまま・・・(15:12~)
・ 西側の橋梁が“横倒しのV字型”や“逆Z字型”の蜃気楼となる。また、
橋の最高部の東西でそれぞれの橋梁が屈曲する
・・・(15:34~)
・ 琵琶湖大橋全体が細くなり、その下の湖面の板塀状蜃気楼の上端
が波打つように見える。また、橋梁の形も波打つように見える
・・・(16:20~)
※ 16:40~は特にケルビン・ヘルムホルツの不安定波のような形状と
なった。
堅田・坂本(大津市)方面の変化
・ 西岸の大津市堅田方面が板塀状の蜃気楼となる・・・(14:47~)
・ 西岸の大津市唐崎・雄琴方面も板塀状の蜃気楼となる
・・・(15:41~)
※ この日は、湖面の板塀と湖岸の板塀が斜めに交差していたり、
湖面の板塀や湖岸が波打つように盛り上がったり、凹んだりと形
容し難い状態変化が見られた
・ 大津市堅田の観覧車が激しく歪む・・・(15:17~)
※ 観覧車のスポークが折れ曲がったり、伸びたりした。(観覧車が
蜘蛛の巣と巨大な蜘蛛の様に見えたり、ドクロ状や三角おにぎ
り状に変形した)撮影した写真からは、逆転層が通常よりかなり
高い所にあることが分かった
・ 大津市堅田~雄琴の湖岸が縮んで線状になったり、板塀状になっ
たりを繰り返す・・・(15:49~)
琵琶湖大橋後方の比良山の変化
・ 比良山の稜線の一部が切り立った崖の様に変化したり、2~3ヶ所
で崖の様な形状となる・・・(15:19~)
・ 通常、比良山の裾野が水平線化に隠れて見えない部分が蜃気楼化
して見え、その後複雑に変形する・・・(15:59~)
守山市及び烏丸半島方面の変化
・ 対岸の守山市木浜町~赤野井町方面が板塀状の蜃気楼となる
・・・(14:37~)
・ 対岸の守山市山賀町~草津市烏丸半島方面までが板塀状の蜃気楼
となる・・・(14:47~)
・ 対岸の草津市志那中町方面までが板塀状の蜃気楼となる備 考 ・ 湖上の視界はよく肉眼で琵琶湖大橋が見え、更に後方の比良山の稜
線も見えた
・ 気温:17.5℃(湖岸)、水温:15.1℃・・・(13:00頃)
・ 風向・風速:現地では無風に近い。
※ ビワコダスによると、蜃気楼発生中の草津市の烏丸半島では最大
で1m/s程度の北~北東の風であった
・ 蜃気楼像は早送り映像の様に変化した
・ 湖岸の板塀状蜃気楼像の中に水面、陸地、水面、陸地が縦に重なる
層状構造が長時間、いろいろな方向で見ることができた。また、湖面
の板塀と湖岸の板塀が斜めに繋がった像が頻繁に現れた
・ 琵琶湖大橋方面の湖面の板塀状蜃気楼の上端や琵琶湖大橋の細く
変化した橋梁が波状(ケルビン・ヘルムホルツの不安定波状)となっ
た
・ 琵琶湖大橋及び西岸の堅田方面の湖面の板塀状が曲線を描いた凹
凸状に変化して見えた
・ 観測及び写真記録:ヒデヨシ会員及び房英夫会員蜃気楼写真 あり(今回は多数掲載しました)
第6回目 蜃気楼発生日 2010年4月26日(月)/天候:曇り 観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4) 発生時間 13:00頃に発生 消滅時間 16:00頃(元に戻る) 発生方向 ・琵琶湖大橋方面
・琵琶湖大橋後方の比良山発生状況 琵琶湖大橋の変化
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁が太くなりだす・・・(13:00~)
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁がZ字型(3像型)の蜃気楼となる
・・・(14:06~)
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁部分のZ字型が変形し、水平方向に長くな
った横倒しのV字型(3像型)の蜃気楼となる・・・(14:11~)
・ 琵琶湖大橋の下部にある、本来水平線に隠れて見えないはずのフ
ーチング(橋脚支持台)が蜃気楼となって見え出し、2~3像型の蜃
気楼となる・・・(14:17~)
比良山(琵琶湖大橋の後方)の変化
・ 琵琶湖大橋の後方に見える比良山の稜線で、本来水平線の下に隠
れて見えないはずの部分が蜃気楼となって上方倒立して見える
・・・(14:47~)備 考 ・ 湖上の視界は肉眼で何とか琵琶湖大橋(観測地から約12Km遠方)
が見える程度
・ 気温:18.1℃(湖岸)、水温:未計測・・・(13:30頃)
・ 風向・風速:現地ではNNEの弱い風
※ ビワコダスによると、蜃気楼発生中の草津市の烏丸半島では最大
で1m/s程度のNNEの風であった
・ 観測及び写真記録:房英夫会員蜃気楼写真 あり
第7回目 蜃気楼発生日 2010年4月28日(水)/天候:晴れ 観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4) 発生時間 16:00頃に既に発生(15:00過ぎまでは発生していない) 消滅時間 不明(18:00頃に観察を中止したが、蜃気楼は発生中) 発生方向 ・琵琶湖大橋方面
・大津市堅田(西岸)方面発生状況 琵琶湖大橋の変化
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁が太くなっている・・・(16:00~)
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁がZ字型(3像型)の蜃気楼となる
・・・(17:18~)
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁の2箇所でZ字型(3像型)の蜃気楼となる
・・・(17:23~)
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁が横倒しのV字型(3像型)の蜃気楼となる
・・・(17:36~)
・ 琵琶湖大橋の最高部周辺の両側が太くなり“まゆ毛状”になる
・・・(17:53~)
大津市堅田方面の変化
・ 琵琶湖大橋西詰付近の造船所が上方倒立する・・・(17:50~)
・ 琵琶湖大橋西詰周辺の大津市堅田の湖岸がモニュメントバレー風
の姿(矩形波状)になる・・・(17:52~)備 考 ・ 15:00過ぎまで観察を続けたが蜃気楼発生の兆候はなく、一旦観測
中止をした。その後、北湖の湖上に逆転層があるとの連絡で16:00頃
定点観測地に赴くと、琵琶湖大橋東側が太くなって(上方に伸びて)
いた。
・ 湖上の視界は肉眼で琵琶湖大橋(観測地から約12Km遠方)が見えな
い
・ 気温:16.9℃(湖岸)、水温:15.3(湖岸付近)・・・(16:30頃)
・ 風向・風速:現地では無風に近い風
※ ビワコダスによると、蜃気楼発生中の草津市の烏丸半島では最大
で1m/s程度のNNE~NEの風であった
・ 観測及び写真記録:房英夫会員蜃気楼写真 あり
第8回目 蜃気楼発生日 2010年5月3日(月)/天候:晴れ 観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4) 発生時間 12:30頃に既に発生 消滅時間 13:40頃(元にもどる) 発生方向 ・琵琶湖大橋方面
・大津市堅田(西岸)方面
・守山市(東岸)方面発生状況 琵琶湖大橋の変化
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁が太くなる・・・(12:30~)
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁がZ字型(3像型)の蜃気楼となる
・・・(12:36~)
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁の2箇所でZ字型(3像型)の蜃気楼となる
・・・(17:23~)
大津市堅田方面の変化
・ 琵琶湖大橋西詰に見える造船所が伸びだす・・・(12:48~)守山市方面の変化
・ 守山市木浜町・赤野井町方面が板塀状の蜃気楼になる
・・・(13:08~)備 考
・ 湖上の視界は肉眼で琵琶湖大橋(観測地から約12Km遠方)が見え
ない
・ 気温:16.9℃(湖岸)、水温:15.3(湖岸付近)・・・(16:30頃)
・ 風向・風速:現地では無風に近い風
※ ビワコダスによると、蜃気楼発生中の草津市の烏丸半島では最
大で1m/s程度のNNE~NEの風であった
・ 観測及び写真記録:房英夫会員、林芳和会員蜃気楼写真 あり
第9回目 蜃気楼発生日 2010年5月5日(水)/天候:晴れ 観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4) 発生時間 12:30頃に既に発生 消滅時間 15:40頃(元にもどる) 発生方向 ・琵琶湖大橋方面
・守山市・草津(東岸)方面発生状況 琵琶湖大橋の変化
・ 琵琶湖大橋が細く高くなる(ヘイズが酷くて双眼鏡でも見えない
ときもあった)
守山市方面の変化
・ 守山市木浜町~草津市烏丸半島一帯が板塀状の蜃気楼になる
・ 烏丸半島にある琵琶湖博物館の下部が備 考
・ 湖上の視界は肉眼で琵琶湖大橋(観測地から約12Km遠方)が見え
ない
・ 気温:16.9℃(湖岸)、水温:15.3(湖岸付近)・・・(16:30頃)
・ 風向・風速:現地では無風に近い風
※ ビワコダスによると、蜃気楼発生中の草津市の烏丸半島では最
大で1m/s程度のNNE~NEの風であった
・ 観測及び写真記録:房英夫会員、林芳和会員蜃気楼写真 あり
第10回目 蜃気楼発生日 2010年5月9日(日)/天候:晴れ 観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4) 発生時間 15:30頃に発生 消滅時間 16:30頃(元にもどる) 発生方向 ・琵琶湖大橋方面
・大津市堅田方面
・守山市・草津(東岸)方面発生状況 琵琶湖大橋方面
・ 琵琶湖大橋の東側の橋梁が太くなりだす・・・(15:30~)
・ 本来水平線下に隠れて見えないはずの琵琶湖大橋のフーチング
(橋脚支持台)が見え出す。また、琵琶湖大橋下部の湖面が低い
板塀状蜃気楼となる・・・(15:40~)
・ 琵琶湖大橋のフーチングが線状になり、橋の西詰の造船所が縮
みだす・・・(15:50~)
大津市堅田方面
・ 琵琶湖大橋西詰付近の大津市堅田の湖岸の建築物が低いなが
らも板塀状蜃気楼になったり、上方倒立する蜃気楼となる
・・・(15:40~)
守山市方面の変化
・ 草津市烏丸半島の烏丸半島港のビット(船舶係留杭)が伸びだす
・・・(15:30~)
・ 守山市赤野井町~山賀町方面の普段水平線下で見えない湖岸
や道路が見え出し、板塀状蜃気楼になったり走行する車が伸びる
・・・(15:40~)
・ 草津市烏丸半島港のビットが伸びたり、その周辺が板塀状の蜃
気楼となる・・・(15:40~)備 考
・ 湖上の視界は肉眼で何とか琵琶湖大橋(観測地から約12Km遠方)
が見える程度
・ 気温:23.7℃(湖岸)、水温:21.8(湖岸付近)・・・(15:40頃)
・ 風向・風速:現地ではNNEの弱い風
※ ビワコダスによると、蜃気楼発生中の草津市の烏丸半島ではNE
よりの1m/s未満の風であった
・ 観測及び写真記録:ヒデヨシ会員、房英夫会員、林芳和会員蜃気楼写真 あり
第11回目 蜃気楼発生日 2010年6月2日(水)/天候:晴れ 観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4) 発生時間 13:00頃に発生 消滅時間 16:30頃(元にもどる) 発生方向 ・琵琶湖大橋方面
・比良山の稜線
・守山市・草津(東岸)方面発生状況 琵琶湖大橋方面
・ 琵琶湖大橋の3箇所で橋梁の一部分が太くなる(伸びる)
・・・(13:10~)
・ 琵琶湖大橋の東側の橋梁がZ字型(3像型)の蜃気楼になり、橋の
西詰の下部に見える造船所が伸びる・・・(14:00~)
・ 琵琶湖大橋全体が細く高くなる・・・(14:37~)
・ 琵琶湖大橋の東側が太くなる(Z字型になる一歩手前)
・・・(14:44~)
・ 琵琶湖大橋が再度細く高くなる・・・(16:11~)
比良山の稜線
・ 琵琶湖大橋の後方に見える比良山の稜線が水平線に隠れる部分
が2つに分裂したり、絶壁状に変化する・・・(13:52~16:11)守山市方面の変化
・ 東岸の守山市方面が板塀状に近い蜃気楼になる。(板塀状様の上端
部は綺麗に水平一直線にならず部分的に突出したところもある)
・・・(13:57~14:35)備 考
・ 湖上の視界は肉眼で何とか琵琶湖大橋(観測地から約12Km遠方)
が見える程度
・ 気温:24.6℃(湖岸)、水温:未計測・・・(13:10頃)
・ 風向・風速:現地ではNNEの弱い風
※ ビワコダスによると、蜃気楼発生中の草津市の烏丸半島ではN
~NNEよりの2m/s未満の風であった
・ 観測及び写真記録:房英夫会員蜃気楼写真 あり
第12回目 蜃気楼発生日 2010年6月11日(金)/天候:晴れ 観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4) 発生時間 16:45頃に発生 消滅時間 17:30頃(元にもどる) 発生方向 ・琵琶湖大橋方面 発生状況 琵琶湖大橋方面
・ 琵琶湖大橋の東側の橋梁が太くなりだす
・・・(16:45~)
・ 琵琶湖大橋の東側の橋梁がZ字型(3像型)の蜃気楼になる
・・・(17:08~)
・ 琵琶湖大橋の最高部周辺が太くなり(伸びて)まゆ毛のような形状
になる・・・(17:13~)
※ 琵琶湖大橋西詰周辺の大津市堅田の湖岸が低い板塀状の蜃気
楼になっていた備 考 ・ 湖上の視界は肉眼で何とか琵琶湖大橋(観測地から約12Km遠方)
が見える程度。撮影写真もヘイズの影響で不鮮明
・ 気温:27.2℃(湖岸)、水温:未計測・・・(16:50頃)
・ 風向・風速:現地ではNEの3m/s以内の風
※ ビワコダスによると、北湖で湖陸風が吹いており、蜃気楼発生中
の草津市の烏丸半島ではNEよりの2m/s程度の風であった。
・ 観測及び写真記録:房英夫会員蜃気楼写真 なし(ヘイズの影響が酷く、PCによる修正でも向上できませんでした)
第13回目 蜃気楼発生日 2010年6月17日(木)/天候:晴れ 観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4) 発生時間 12:45頃に発生 消滅時間 17:00頃 発生方向 ・琵琶湖大橋方面
・琵琶湖大橋後方の比良山
・湖岸堅田~坂本(大津市)方面
・湖岸守山市~草津市烏丸半島方面発生状況 琵琶湖大橋の変化
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁の一部が異常に太くなる(伸びる)
・・・(12:57~)
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁がZ字型(3像型)の蜃気楼となる
・・・(13:25~)
・ 琵琶湖大橋の東側橋梁が“横倒しのV字型(3像型)”の蜃気楼になる
・・・(13:28~)
・ 琵琶湖大橋の最高部を挟んで、左右(東西)の橋梁が垂れ下がるよ
うな形態で屈曲する・・・(16:00~)
※ その他、琵琶湖大橋の形状が形容し難い変化をした
※※ 琵琶湖大橋下部の湖面が途中から盛り上がるような湾曲状の
変化をした
※※※ 唐崎沖にある南湖湖心局(屋根状の建物)が伸びたり、縮んだ
りする
堅田・坂本(大津市)方面の変化
・ 西岸の大津市堅田方面が板塀状の蜃気楼となる
・・・(13:11~)
・ 西岸の大津市坂本方面が伸びだす・・・(15:39~)
・ 西岸の琵琶湖大橋西詰付近の堅田の湖岸が、モニュメントバレー風
の形状に変化する・・・(16:00~)
※ 西岸は堅田→雄琴→坂本→唐崎の順に観測地点に近いという
位置関係になっている
琵琶湖大橋後方の比良山の変化
・ 琵琶湖大橋の後方に見える比良山の稜線の一部が切り立った崖の
様に変化する
守山市及び烏丸半島方面の変化
・ 対岸の守山市木浜町周辺が板塀状の蜃気楼となる
・・・(13:11~)
・ 対岸の烏丸半島の港周辺が板塀状の蜃気楼となる
・・・(13:16~)・ 湖上の視界は肉眼で琵琶湖大橋が見える程度(ヘイズの影響
あり)
・ 気温:27.7℃(湖岸)、水温:25.7℃・・・(12:50頃)
・ 風向・風速:現地ではNEよりの弱い風
※ ビワコダスによると、北湖では湖陸風が発生しており、蜃気楼発
生中の草津市の烏丸半島では2.5m/s以内のNNE~NEの風
・ 観測及び写真記録:房英夫会員蜃気楼写真 あり
■ 3月14日(日)、琵琶湖南湖で観測第2号の上位蜃気楼が観測されました。 蜃気楼発生は、通常よりも遅い15:20から出現し日没後の18:15(暗くなって観測に不
向きなので観測中止)でも発生していました。当日は、肌寒く感じる日でしたが風は無風に
近い状態(気温14.5℃/水温11.6℃何れも15:50に計測)でした。発生した蜃気楼としては、
1.琵琶湖大橋の複雑な変化及び東側の橋梁のZ字型
2.東側湖岸の守山市から草津市烏丸半島までの板塀状化
3.西側湖岸の大津市雄琴から堅田方面の板塀状化
4.琵琶湖大橋の後方に見える比良山の稜線とそれに続く水平線下に隠れた陸地の上位
蜃気楼化(分裂、浮上、崖状、矩形波状の変化)
などでした。当日の視程はよく、普段見えない伊吹山などの遠方の山も肉眼で確認できま
した。そのため、撮影したビデオやスチルカメラ画像の状態もよく、時間がかかりますが
当サイトで画像を掲載しようと思います。しばらく、お待ちください。m(__)m■ 2月23日(火)、今年琵琶湖南湖で観測第1号の上位蜃気楼が観測されました。 当研究会の会員が蜃気楼を撮影しております。当日は、ヘイズの影響で遠方の湖上の風
景が見えにくかったとのことです。詳しい発生状況は、当ページで後日報告いたします。
画像も鑑賞に堪えられるようでしたら掲載したします。
しばらく、お待ちください。m(__)m
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