2010年5月03日に発生した上位蜃気楼(2010年度観測第8号)
|Z字型になる琵琶湖大橋|
|琵琶湖大橋東側と東岸の蜃気楼|
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■ 2010年5月03日(月)に発生した上位蜃気楼 この日は、ようやく例年の5月の連休中らしい陽気で、蜃気楼発生の期待も高まる日となりま
した。12:30頃に蜃気楼が発生し、琵琶湖大橋、東岸の守山市、草津市と蜃気楼が広がってい
きました。残念ながら、13:30頃に湖面が伸びて対岸や琵琶湖大橋が縮んで、それ以後変化は
ありませんでした。今年の蜃気楼としてはもっとも発生時間が短いものとなりました。
この写真は、琵琶湖大橋を撮影したものです。琵琶湖大橋は、通常よりも高くなり東側の橋梁(写真中央に見える橋脚から4本目周辺の橋梁)がZ字型(3像型)の蜃気楼になっています。この部分を双眼鏡(10倍程度)で観察すると、橋上を走行する車が大きく伸びたり2~3像に変化して見えます。 2010年5月03日(月)12:36、大津市なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房 英夫会員)
この写真は、琵琶湖大橋の東側と東岸の守山市方面を撮影したものです。写真の中央より右側に見える湖上の屋根の様に見える物体は“南湖湖心局”とよばれる滋賀県の大気自動観測所です。写真下段は実風景で、写真上段は写真下段が蜃気楼化した様子です。
琵琶湖大橋の水平線に接するかのように見える橋梁が、蜃気楼になると(上段の写真)高く伸びて見えます。また、南湖湖心局から左にかけて高く伸びた橋梁の下に煙か雲がたなびくかのように見える橋梁の蜃気楼が現れています。南湖湖心局の形も台形状から丸みを帯びた形に変化して見えます。
写真の右端周辺には東岸の守山市の建築物がありますが、上段の写真では風景の高さが水平一直線状になった“板塀状”の蜃気楼となっています。2010年5月03日(月)13:08、大津市なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房 英夫会員)
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