2010年6月02日に発生した上位蜃気楼(2010年度観測第11号)

蜃気楼の始まり|     |Z字型(3像型)の蜃気楼となる琵琶湖大橋 | 

| ホーム | |琵琶湖の過去の発生記録| | 琵琶湖の蜃気楼最新情報| | 琵琶湖の上位蜃気楼映像MENU |


■ 2010年6月02日(水)に発生した上位蜃気楼
  
  過去の観察から5月は最も蜃気楼が発生しやすい月にもかかわらず、中旬以降の発生は
 確認(毎日観察しているわけではありませんが・・・)できませんでした。
  この日(6月2日)、ようやく観測11回目の蜃気楼が発生してくれました。蜃気楼は、
 13:00過ぎから16:00過ぎまで発生していました。生憎、視界は良い状態ではありませんで
 したが、撮影した中からPCで修正して何とか蜃気楼画像を見ることができそうなものを掲
 載しました。


 

 

 蜃気楼の始まり
  
10060213h45m_bridge.jpg (75672 バイト)
 この写真は、琵琶湖大橋の最高部から東側を撮影したものです。
 写真の中央より右にかけて、琵琶湖大橋の橋梁が急に太くなっています。これは、琵琶湖大橋の橋梁が部分的に上方に伸びたためです。通常、この状態から橋梁は西(左)側に太くなって、琵琶湖大橋が蜃気楼になっていきます。その後、東岸の守山市、草津市へと蜃気楼化する部分が拡がっていきます。つまり、このような光景を見かけると、湖上や対岸で蜃気楼を見ることができる可能性が非常に高いといえます。しかし、今年の5月中旬以降は、この状態から進展せず通常状態に戻ることが多々ありました。今のところ、この写真のよう写真の状態のままで終わる場合、我々は“蜃気楼”と認定せず、“蜃気楼モドキ”としています。

2010年6月02日(火)13:45、大津市なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房 英夫会員)   

▲Top▼

 

 

 

 

 Z字型(3像型)の蜃気楼となる琵琶湖大橋
   
10060214h08m_Z_bridge.jpg (88620 バイト)
 この写真は、琵琶湖大橋の最高部周辺を撮影したものです。
 写真の右の琵琶湖大橋の橋梁が、Z字型(3像型)の蜃気楼になっています。琵琶湖大橋では、最高部から東側の橋梁の何れかの部分がZ字型になることがよくあります。条件がよければ、最高部をはさんで左右(東西)の橋梁がZ字型(3像型)になって見えることがあります。また、見づらいですが・・・写真の中央付近の橋脚のすぐ左に後方の比良山の稜線が上下(横V字型)に分裂して見えます。

2010年5月09日(日)16:23、大津市なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)

▲Top▼

 

 

 

| ホーム | |琵琶湖の過去の発生記録| | 琵琶湖の蜃気楼最新情報| | 琵琶湖の上位蜃気楼映像MENU |