平成13年(2001年)の発生記録

上位蜃気楼が南湖で平成13年に発生した日付です
 

《日付をクリック!》

2月22日(木)

2月23日(金)

                

3月22日(木)

3月24日(土)

                      

4月06日(金)

4月07日(土)

4月10日(火)

4月11日(水)

  4月16日(月)

4月17日(火) 4月27日(金) 4月28日(土)            
5月01日(火) 5月09日(水) 5月13日(日) 5月14日(月) 5月26日(土)
6月03日(日) 6月09日(土)          
7月02日(月)                          

 

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■ 平成13(2001)年の発生記録

第1回目
蜃気楼発生日 2月22日(木)/天候:晴
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 13:10頃(発生確認)
消滅時間 不明(15:45、蜃気楼は発生中であるが観察中止)
発生方向 大津市堅田方面、琵琶湖大橋方面、守山市方面、草津市烏丸半島方面、南湖湖心局
琵琶湖大橋後方の対岸
発生状況 (1) 琵琶湖大橋の複雑な変化
 ・ 琵琶湖大橋が全体的に細く高くなり、橋梁の東側が異常に太くなる。・・・(13:10頃)
 ・ 琵琶湖大橋東側が部分的に2本から3本になる。また、橋上を走行する車も伸びたり、
  2~3像になる。
 ・ 琵琶湖大橋最高部周辺が上方倒立する。(観察史上初)
 ・ 琵琶湖大橋の東西で同時にZ字(西側は逆Z字)型になる。

(2) 対岸の守山市から草津方面
 ・ 琵琶湖博物館方面の港の杭が鉄格子のように伸びる。・・・(13:10頃)
 ・ 守山方面~烏丸半島方面にかけて、板塀状になる。
 ・ 守山方面~烏丸半島方面の道路を走行する車が伸びたり、3像になる。
 ・ 琵琶湖博物館の上部が異常に伸びる。

(3) 堅田~雄琴方面
 ・ 堅田~雄琴方面の対岸が水平一直線に高さがそろう。
 ・ 堅田の湖岸風景が凹凸のようになる。
 ・ 堅田の大観覧車が激しく歪む。

(4) 南湖湖心局の頭部周辺が異常に伸びる。

(5) 琵琶湖大橋後方の対岸(北小松)が、湖面から浮かびあがる。

備   考  14:40頃から琵琶湖大橋の東側から対岸の守山上空に、茶褐色の左(西)上がりの
帯(逆転層)が見え出す。その後、東西へとその帯は広がっていった。
資料映像  あり(遅くなりましたが、掲載いたしました。)

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第2回目
蜃気楼発生日 2月23日(金)/天候:曇り
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 13:30頃(発生中、ヘイズの為に発生時刻の確認できず。)
消滅時間 不明(14:35、蜃気楼は発生中であるが視程の悪化で観察中止)
発生方向 大津市堅田方面、琵琶湖大橋方面、守山市方面、草津市烏丸半島方面
発生状況 (1) 琵琶湖大橋の複雑な変化
 ・ 琵琶湖大橋東側が部分的に1本の太い橋梁になり、2本から3本になり、再び1本の太
    い橋梁になったりと周期的に同じ変化をしていた。また、橋上を走行する車も伸びたり、
    2~3像になる。
 ・ 琵琶湖大橋西の下部に見える造船所がビルのようになったり、凸凹に変化る。

(2) 対岸の守山市から草津方面
 ・ 守山方面~烏丸半島方面にかけて、板塀状になる。

(3) 堅田~坂本方面(大津市)
 ・ 堅田~坂本方面の対岸が水平に高さがそろう。(板塀状化)
 ・ 堅田の大観覧車の下部の景色が割りあい高い位置で板塀状化したために、大観覧車
    が下から押し潰されたように歪む。

備   考  ・ 琵琶湖湖上はヘイズが酷く、視界が僅かに回復してきた時(13:30頃)に、琵琶湖大
    橋が変形(蜃気楼化)していることに気づいた。以後、視界は悪くなったり、回復した
    りで非常に観察し辛かった。
 ・ 2月というまだ、寒い時期に上位蜃気楼が発生することは珍しいことです。その上、前
    日と本日の2日連続発生という記録は過去に例(琵琶湖や富山湾で)がありません。
資料映像  なし(双眼鏡で何とか見える程度なので、ビデオや写真撮影せず。

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第3回目
蜃気楼発生日 3月22日(木)/天候:晴
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 11:00頃既に発生中
消滅時間 不明(14:30、蜃気楼は発生中であるが視程の悪化で観察中止)
発生方向 大津市堅田方面、琵琶湖大橋方面、守山市方面、草津市烏丸半島方面
発生状況 (1) 琵琶湖大橋周辺の複雑な変化
 ・ 琵琶湖大橋が上位蜃気楼の特徴「Z字型」と下位蜃気楼の特徴「下方倒立像」が同時
    に混在する。
 ・ 琵琶湖大橋東側が部分的に1本の太い橋梁になる。
 ・ 琵琶湖大橋東側がZ字型(橋梁の3像化)になる。また、橋上を走行する車も伸びた
     り、2~3像になる。
 ・ 琵琶湖大橋西の下部に見える造船所が伸びたり、2像化する。

(2) 対岸の守山市から草津方面
 ・ 守山方面~烏丸半島方面にかけて、水平に高さがそろう。(板塀状化)

(3) 堅田方面(大津市)
 ・ 堅田方面の対岸が水平に高さがそろう。(板塀状化)

備   考  ・ 視程は14km弱
 ・ 琵琶湖以外で、上位蜃気楼と下位蜃気楼の混在は確認されていない。今後このタイプ
    の蜃気楼を「琵琶湖型」とよぶことにします。
資料映像 あり(写真撮影:当研究会の房英夫氏)

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第4回目
蜃気楼発生日 3月24日(土)/天候:晴
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 12:00頃既に発生中
消滅時間 不明(14:30頃、視程の悪化で観察中止)
発生方向 大津市堅田方面、琵琶湖大橋方面、守山市方面
発生状況 (1) 琵琶湖大橋周辺の複雑な変化
 ・ 琵琶湖大橋東側が部分的に1本の太い橋梁になる。
 ・ 琵琶湖大橋東側がZ字型(橋梁の3像化)になる。また、橋上を走行する車も伸びた
     り、2~3像になる。
 ・ 琵琶湖大橋が細く高く(伸び)なる。
 ・ 琵琶湖大橋西の下部に見える造船所がビルのようになる。(伸び)

(2) 対岸の守山市方面
 ・ 守山方面~烏丸半島近くが、水平に高さがそろう。(板塀状化)

(3) 堅田~坂本方面(大津市)
 ・ 堅田~坂本方面の対岸が水平に高さがそろう。(板塀状化)

備   考  ・ 視程9km弱。終始、琵琶湖湖上はヘイズが酷く、双眼鏡での観察すら難かった。
 ・ 13:30以降、琵琶湖大橋が細く高くなった状態が続く。
 ・ 参考:湖岸での気温:15.0~16.5度(観察中、2回計測)
資料映像  なし(双眼鏡で何とか見える程度なので、ビデオや写真撮影せず。)

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第5回目
蜃気楼発生日 4月6日(金)/天候:晴
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 12:00頃既に発生中(琵琶湖大橋東側)その後、沈静し13:20頃再度、蜃気楼化
消滅時間 15:30頃
発生方向 大津市雄琴・堅田方面、琵琶湖大橋方面、守山市方面、草津市方面
発生状況 (1) 琵琶湖大橋周辺の複雑な変化
 ・ 琵琶湖大橋下部の湖面が伸びたため、橋全体が下から押上げられたように潰れる。
 ・ 琵琶湖大橋東側が大きく2本(横倒しのV字型)になる。
 ・ 琵琶湖大橋が細く高く(伸び)なる。
 ・ 琵琶湖大橋西の下部に見える造船所が潰れたり、ビルのようになる。(伸び)
 ・ 琵琶湖大橋の最高部分周辺の橋梁が複雑に変化(写真参照)する。
 ・ 琵琶湖大橋の橋梁がZ型(3像型)になる。

(2) 対岸の守山市方面、草津市方面
 ・ 守山方面~烏丸半島の琵琶湖博物館周辺までが、水平に高さがそろう。
 ・ 琵琶湖博物館の一部がビル群のように見える。(写真参照)
 ・ 守山市の湖岸が2~3像化し、走行する車が伸びたり、2~3像になる。
 ・ 守山市の湖岸にビル状のものが現れる。

(3) 堅田~雄琴方面(大津市)
 ・ 堅田~雄琴方面の対岸が水平に高さがそろう。(板塀状化)
 ・ 堅田の大観覧車の歪み。

備   考  ・ 視程15km弱。終始、琵琶湖湖上はヘイズの影響でクリアーとは言い難いが、肉眼で
    かすかに琵琶湖大橋、対岸の守山市・堅田(大津市)も確認できた。
 ・ 12:00頃、琵琶湖大橋東側が伸びだしたが、12:20頃に消滅。しかし、北よりの弱い風
 ・ 逆転層を示す茶褐色の帯の存在など「蜃気楼発生」の条件が持続して いたので引き
    続き観測した。その後、琵琶湖大橋は縮んだ(湖面が伸びたため)ままで変化なし。
 ・ 13:20頃に、橋が伸びだしたり、対岸が伸びだす変化が起こり、以後15:30頃まで多
    彩な蜃気楼像が観察できた。
 ・ 参考:湖岸での気温:15.7~17.0度(観察中、2回計測)
資料映像  あり

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第6回目
蜃気楼発生日 4月7日(土)/天候:晴
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 11:00頃既に発生
消滅時間 18:00頃まで
発生方向 大津市雄琴・堅田方面、琵琶湖大橋方面、守山市方面、草津市方面
発生状況 (1) 琵琶湖大橋周辺の複雑な変化
 ・ 琵琶湖大橋下部の湖面が伸びたため、橋全体が下から押上げられたように潰れる。
 ・ 琵琶湖大橋の橋梁がZ型(3像型)になる。
 ・ 琵琶湖大橋東側が大きく2本(横倒しのV字型)になる。
 ・ 琵琶湖大橋が細く高く(伸び)なる。
 ・ 琵琶湖大橋西の下部に見える造船所が潰れたり、ビルのようになる。(伸び) 

(2) 対岸の守山市方面、草津市方面
 ・ 守山方面~烏丸半島の琵琶湖博物館周辺~草津市の山田付近まで、水平に高さが
    そろう。(道路を走行する車が伸びる)
 ・ 琵琶湖博物館方面の港の杭(ピット)が鉄格子状に伸びる。
 ・ 草津市の山田付近まで板塀状になる。

  (3) 堅田~雄琴方面(大津市)
 ・ 堅田~雄琴方面の湖面の板塀状化、湖岸の板塀状化。
 ・ 堅田の大観覧車の歪み。

備   考  ・ 視程9km未満。
 ・ 11:00頃既に発生し、15:30頃には琵琶湖大橋や対岸が縮んでしまった。その後、変
    化があまり見られなかった。琵琶湖博物館のある烏丸半島周辺が、通常より低い位置で
    板塀状になっていた。
 ・ 17:15頃、縮んでいた琵琶湖大橋が伸びだし、湖岸の守山・草津(山田)方面が板塀状
    化する。対岸の雄琴(大津市)方面の対岸は伸び、堅田(大津市)周辺は、湖面が伸び
    湖岸が縮んむ。
 ・ 11:00頃から13:40頃まで、逆転層の存在をしめす茶褐色の帯が、西から東にかけて
    東下がりに出現していた。
 ・ 17:15頃に対岸の守山方面に正方形の灰色の塊(気体)が出現し、暫く停滞して いた
    が、その灰色の塊は上部が拡散されながらゆっくりと西へ移動した。17:40頃には西に
    広がったクサビ状になる。以後、堅田(大津市)から守山にかけて、「クサビ」状の灰色
    の塊が停滞し、拡散しはじめた。それに伴って、琵琶湖大橋が縮みだす。
 ・ 風向(Nより)は変わらないが、風が強くなってきた14:30頃より、対岸や琵琶湖大
    橋は縮みだした。風が無風近くになった17:00前より再び、対岸や琵琶湖大橋が伸びだ
    し、蜃気楼化が始まった。
 ・ 参考:湖岸での気温:17.1~19.1度(観察中、3回計測)
資料映像  なし(ヘイズの為、写真やビデオの撮影をせず)

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第7回目
蜃気楼発生日 4月10日(火)/天候:晴
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 10:45頃既に発生
消滅時間 不明(14:30頃も発生中)
発生方向   大津市際川・唐崎・雄琴・堅田方面、琵琶湖大橋方面、守山市方面、草津市山田・矢橋
帰帆島方面、唐崎沖の南湖湖心局定点観測地より3.5km前方までが蜃気楼化)
発生状況 (1) 琵琶湖大橋の変化
 ・ 琵琶湖大橋の橋梁がZ型(3像型)になる。・・・(10:45~11:00頃まで)
 ・ 琵琶湖大橋下部の湖面が伸びたため、橋全体が下から押上げられたように潰れ、
  12:00頃より「水平な線」状になり、東西の対岸や湖面の板塀状化と同化したため、
     橋の見分けができない状態になる。
(2) 対岸の守山市方面、草津市方面
 ・ 守山方面~烏丸半島の琵琶湖博物館周辺~草津市の矢橋帰帆島付近まで、水
    平に高さがそろう。(道路を走行する車、湖上の船が伸びたり、2~3像など多彩な
    変化をした)
 ・ 琵琶湖博物館周辺が2~3像になる。博物館自体も伸びる。
 ・ 烏丸半島の港の杭(ピット)が鉄格子状に伸びる。
 ・ 草津市山田方面の湖面にクサビ状の物体が出現(板塀状化の一種)
(3) 堅田~際川方面(大津市)
 ・ 堅田~際川方面の湖面の板塀状化、湖岸の板塀状化。
 ・ 唐崎から際川方面の湖面に、クサビ状の物体が出現(板塀状化の一種)
(4) 湖上の変化など
 ・ 南湖湖心局(唐崎沖の大気自動観測所)が「伸び、2から3像化、表現し難い変化」な
    ど複雑に変化する。
 ・ 湖上の外輪船「ミシガン」の伸び、上方倒立化。また、湖上のボートなどにも伸び、2
     ~3像化が起こった。
備   考  ・ 視程5km程度。
 ・ 10:45頃既に発生し、琵琶湖大橋はZ型(3像)に変化していた。その後、11:15頃に
    は琵琶湖大橋は湖面が大きく伸びて、「板塀状化」したため、周辺の堅田(大津市)や
    木浜(守山市)の板塀状と同化して、「橋」が消えてしまったようになった。
 ・ 今回は、定点観測地から3.5km前方近距離の対岸や湖上の物体が蜃気楼化した。
     通常、10km前方に蜃気楼が出現する。湖上の南湖湖心局は従来、伸びや変形だけで
   あったが、今回は2~3像までになった。 
 ・ 風向は無風に近い、NEよりの風(観測中)
 ・ 参考:湖岸での気温:18.6~21.1度(観測中、2回計測)
資料映像  あり

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第8回目
蜃気楼発生日 4月11日(水)/天候:晴
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 12:00頃既に発生
消滅時間 13:30頃
発生方向  大津市雄琴・堅田方面、琵琶湖大橋方面、守山市方面、草津市烏丸半島方面
発生状況 (1) 琵琶湖大橋の変化
 ・ 琵琶湖大橋下部の湖面が板塀状に伸び、橋全体が高く伸びる。

(2) 対岸の守山市方面、草津市方面
 ・ 守山方面~烏丸半島の琵琶湖博物館周辺まで、湖面が板塀状になる。
 ・ 琵琶湖博物館は縮み、下部の湖面が板塀状になったため空中に浮いたように見える。

(3) 堅田~坂本方面(大津市)
 ・ 堅田~坂本方面の湖面の板塀状化、湖岸の板塀状化。

(4) 湖上の変化など
 ・ 湖上の作業船やボートが伸びたり、2~3像になる。

備   考  ・ 視程9km程度。琵琶湖大橋は双眼鏡でも観察し難い。
 ・ 風向はWよりの風(観測中)
 ・ 参考:湖岸での気温:25.9~26.8度
資料映像  なし(撮影に不適な状態の為)

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第9回目
蜃気楼発生日 4月16日(月)/天候:晴
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 12:15頃発生(12:00には発生徴候が見られた)
消滅時間 13:50頃
発生方向  大津市堅田方面、琵琶湖大橋方面
発生状況 (1) 琵琶湖大橋の変化
 ・ 琵琶湖大橋東側の橋梁が太くなり、その前後で橋上を走行する車が伸びたり2から
     3像となる。
 ・ 琵琶湖大橋が細く高くなり、最高部を中心に東西の橋梁が太くなる。

(2) 対岸の大津市堅田方面
 ・ 琵琶湖大橋西詰から大観覧車が位置する対岸が板塀状化する。
 ・ 琵琶湖大橋西詰の下方に見える造船所が2像になったり伸びたりした。その伸びも一
     様でなく、ブロック(凸凹)状に伸びる場合もあった。

備   考  ・ 視程4km程度。琵琶湖大橋は双眼鏡でも霞んで観察し難い。
 ・ 風向はSWよりの風(観測中)
 ・ 参考:湖岸での気温:23.2度(12:50~13:00)
資料映像  なし(撮影に不適な状態の為)

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第10回目
蜃気楼発生日 4月17日(火)/天候:晴
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 11:00頃既に発生
消滅時間 16:10頃まで
発生方向  大津市坂本・雄琴・堅田方面、琵琶湖大橋方面、守山市方面、草津市山田、南湖湖心局
発生状況 (1) 琵琶湖大橋の変化
 ・ 琵琶湖大橋の橋梁がZ型(3像型)になる。・・・(10:45~11:00頃)
 ・ 琵琶湖大橋が過去にないジグザク状に変化した。(観測史上初の変化) 
 ・ 琵琶湖大橋下部の湖面が伸びたため、橋全体が下から押上げられたように
   潰れ、「水平な線」状になり、東西の対岸や湖面の板塀状化と同化した。
 ・ 琵琶湖大橋の橋脚の土台が見え出して、2像以上になる。
 ・ 琵琶湖大橋の東側の橋梁が雲または煙のようになる。
 ・ その他、表現できない変化が見られた。

(2) 対岸の守山市方面、草津市方面
 ・ 守山方面~烏丸半島の琵琶湖博物館周辺~草津市山田方面の対岸がバーコード状に
     なったり、板塀状に変化する。
 ・ 琵琶湖博物館も蜃気楼化したが、文章で表現できない多彩な変化をした。
 ・ 対岸の守山の湖岸道路を走行する車が伸びたり、2~3像化する。
 ・ 琵琶湖博物館周辺の建物が2~3像になる。
 ・ 烏丸半島の港の杭(ピット)が鉄格子状に伸びる。
 ・ 草津市山田方面の湖面にクサビ状の物体が出現(板塀状化の一種)

(3) 堅田~坂本方面(大津市)
 ・ 琵琶湖大橋西詰方面に見える造船所が伸びたり、2~3像となる。
 ・ 堅田~坂本方面の湖面の板塀状化、湖岸の板塀状化。
 ・ 唐崎から際川方面の湖面に、クサビ状の物体が出現(板塀状化の一種)
 ・ 大観覧車の変形。

(4) 湖上の変化など
 ・ 南湖湖心局(唐崎沖の大気自動観測所)が複雑に伸びる。
 ・ 湖上の外輪船「ミシガン」の伸びたり、2像化する。また、湖上のボートなどにも伸
     び、2~3像化が起こった。
 ・ 湖上の作業船が伸びたり2像となる。

備   考  ・ 視程15km程度。
 ・ 11:00頃既に発生し、琵琶湖大橋の東側が太くなっていた。その後、橋梁はZ型(3像)
     や大きくジグザグ状に変化するなど多彩な変化をしていた。そして、その変化は観測
     史上初の蜃気楼像であった。
 ・ 風向は無風に近い、Nよりの風(観測中)
 ・ 参考:湖岸での気温:18.4~19.1度(観測中、2回計測)
資料映像 あり

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第11回目
蜃気楼発生日 4月27日(金)/天候:晴
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 13:00頃発生(それ以前は下位蜃気楼)
消滅時間 16:30頃
発生方向 琵琶湖大橋方面
発生状況 (1) 琵琶湖大橋の変化
 ・ 琵琶湖大橋東側が下方倒立(下位蜃気楼)していたが、13:00頃橋の最高部分の左右
    が太くなるの橋梁が太くなる。(5分ほど上位蜃気楼と下位蜃気楼が混在していた)以
    後、下位蜃気楼は消滅。
 ・ 琵琶湖大橋が細くなったり、太くなったりを繰り返す。
 ・ 琵琶湖大橋の東側橋梁の一部が異常に太くなる。その橋梁の前後で、走行する車が伸
     びたり、2像になる。

(2) 琵琶湖大橋後方の景色の変化
 ・ 琵琶湖大橋後方に位置する山で、通常その稜線と水平線がなだらかに交わった(水平
     線下に隠れる)部分が「切り立った崖」のように変化した。
   (15kmを超える遠方の景色が蜃気楼になった)

備   考  ・ 視程15km程度。
 ・ 参考:湖岸での気温:18.7度(13:15~13:25)
資料映像  準備中(撮影結果が思わしくない場合は、掲載いたしません)

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第12回目
蜃気楼発生日 4月28日(土)/天候:晴
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 12:15すでに発生
消滅時間 15:10頃
発生方向 琵琶湖大橋方面
発生状況  琵琶湖大橋の変化
 ・ 琵琶湖大橋東側の橋梁が太くなり、その前後で橋上を走行する車が伸びたり2か
    ら3像となる。
 ・ 琵琶湖大橋が細く高くなり、最高部を中心に東西の橋梁が太くなる。
 ・ 琵琶湖大橋東側の橋梁が「Z字型(3像型)」の蜃気楼となる。
備   考  ・ 視程10km程度。肉眼では、琵琶湖大橋は霞んで見難いが、双眼鏡ではよく観察できた。
 ・ 参考:湖岸での気温:18.8度(12:45~12:55)
資料映像  準備中(撮影したものの、今一つクリアーな視界でなかったので、結果が思わしくない場合は掲載いたしません)

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第13回目
蜃気楼発生日 5月1日(火)/天候:晴のち曇
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 12:15すでに発生
消滅時間 不明
発生方向 琵琶湖大橋のみ
発生状況  琵琶湖大橋の変化
 ・ 琵琶湖大橋東側の橋梁が太くなり、「Z字型(3像型)」の蜃気楼となる。
 ・ 琵琶湖大橋が細く高くなる。
備   考  ・ 視程4km程度。肉眼では、琵琶湖大橋は霞んで見えない。双眼鏡でも微かに、琵琶
    湖大橋の形が分る程度。
 ・ 参考:湖岸での気温:19.3度(13:05~13:15)
資料映像 なし(撮影してフィルムやビデオに写らないレベル)

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第14回目
蜃気楼発生日 5月9日(水)/天候:晴
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 11:30すでに発生
消滅時間 12:00頃より沈静化するが完全消滅時刻は不明
発生方向 琵琶湖大橋、対岸の守山市方面、草津市烏丸半島周辺
発生状況 (1) 琵琶湖大橋の変化
 ・ 琵琶湖大橋が全体的に伸びる。(通常、水平線下に隠れた橋梁部分が今までにないく
    らい高く見える。一部の橋梁は太くなっていた。)
 ・ 琵琶湖大橋の水平線下に隠れて見えない橋脚の土台が見えだし、正立像と倒立像が
    合体して太くなって見える。

(2) 対岸の守山市から草津市烏丸半島の変化
 ・ 守山方面の湖岸下部が伸びて、板塀状になる。
 ・ 烏丸半島の港にある杭(ピット)や地面が伸びる。

備   考  ・ 視程9km程度。
 ・ 参考:湖岸での気温:約26度(12:05~12:15)
資料映像 なし

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第15回目
蜃気楼発生日 5月13日(日)/天候:晴
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 13:00ごろ(それ以前は、下位蜃気楼)
消滅時間 不明(16:30頃も未だ出現中)
発生方向 琵琶湖大橋、琵琶湖大橋以北の対岸
発生状況 (1) 琵琶湖大橋の変化
 ・ 琵琶湖大橋は下位蜃気楼(守山、草津、堅田、坂本方面も下位蜃気楼)化していた
    が13:00頃、ほぼ通常の様子になる。若干、橋梁の特定部分が太く見えた程度であった。
 ・ 13:00以降、琵琶湖大橋の橋梁が太くなったり、細くなったりを繰り返していたが、
    Z型(3像型)になることはなかった。

(2) 琵琶湖大橋より北の対岸(20km~40kmの遠方)の変化
 ・ 通常、琵琶湖大橋の最高部分下あたりの水面に、比良山からなだらかに続く湖西方
    面の対岸(志賀町、高島町)は水平線下に没して見えない。しかし、13:00頃比良山の
    下部が崖のように切り立つてきた。
 ・ その後、通常見えないはずの湖西の対岸の北小松、高島町、安曇川町あたりの岸が
     様々に変化しながら見え出した。(上下2対の2像型、対岸が浮かび上がる、対岸の景
     色が切り立った岩場が立並ぶかのように縦に裂ける、切り立った垂直の崖のようにな
     るなど)

備   考  ・ 視程15km程度。
 ・ 参考:湖岸での気温:約25℃前後(13:05~16:30)
 ・ 琵琶湖の北、湖西地方の滋賀郡北小松から琵琶湖北湖にも蜃気楼が出現。(琵琶湖
    地域環境教育研究会会員で高校教員(物理)の松井一幸先生が蜃気楼を撮影されまし
    た。
 当HPで写真を紹介しております。
資料映像 あり

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第16回目
蜃気楼発生日 5月14日(月)/天候:晴
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 11:30頃、すでに発生
消滅時間 不明(14:35頃も未だ出現中)
発生方向 琵琶湖大橋、大津市堅田・雄琴方面、守山方面、草津市烏丸半島周辺など
発生状況 (1) 琵琶湖大橋の変化
 ・ 琵琶湖大橋は13:15頃より、橋梁が顕著に変化しだす。(東側の橋梁の一部が異常
     に太くなる、細くなる)
 ・ 13:45から東:側の橋梁がZ型(3像型)になる。14:20頃より、大きくZ型に橋梁が
     変化する。また、14:00頃には、琵琶湖大橋が水平になる。
 ・ 琵琶湖大橋方面の湖上(唐崎沖)に位置する「南湖湖心局(大気自動観測所)が変
     形する。

(2) 対岸の守山・草津方面の変化
 ・ 13:20頃、守山方面や草津市烏丸半島周辺が板塀状になる。その後、沈静化したり
     再度、板塀状になったりと周期的に変化した。
 ・ 烏丸半島に位置する琵琶湖博物館周辺は、港の杭が伸びたり、杭より上方の部分が
     伸びたりと複雑な変化をした。
 ・ 守山方面、烏丸半島周辺の道路を走行する車が、伸びたり2像・3像に変化する。

(3) 大津市堅田・雄琴方面の変化
 ・ 琵琶湖大橋西詰から大津市堅田・雄琴方面が伸びたり、板塀状になる。
 ・ 琵琶湖大橋西詰の湖岸に見える「造船所」が大きく伸びたり、大観覧車の下部が歪む。

備   考  ・ 視程15km程度であるが、ヘイズの影響が結構大きい。
 ・ 参考:湖岸での気温約25℃前後(13:40~13:50)
資料映像 あり

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第17回目
蜃気楼発生日 5月26日(土)/天候:晴のち曇
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 13:00すでに発生
消滅時間 14:00頃
発生方向 琵琶湖大橋、対岸の守山市方面、草津市烏丸半島周辺、大津市堅田・雄琴方面
発生状況 (1) 琵琶湖大橋の変化
 ・ 琵琶湖大橋がZ字型(3像型)になる。(13:20まで)
 ・ 琵琶湖大橋の橋梁が全体に細くなり、高く伸びる。また、部分的に太くなる。
(2) 対岸の守山市から草津市烏丸半島の変化
 ・ 琵琶湖大橋東詰から草津市烏丸半島の湖岸が伸びて、板塀状になる。
  (対岸風景が伸びや反転をともない高さが水平一直線になる)
 ・ 烏丸半島の港にある杭(ピット)が伸びる。
(3) 大津市堅田・雄琴方面
 ・ 琵琶湖大橋西詰周辺が板塀状になる。
  (対岸風景が伸びや反転をともない高さが水平一直線になる)
 ・ 対岸の雄琴方面の湖岸の一部分が伸びだす。
備   考  ・ 視程9km程度。(写真に鮮明に写らないレベル)
 ・ 参考:湖岸での気温約31℃(13:20~13:30)
資料映像 なし

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第18回目
蜃気楼発生日 6月03日(日)/天候:晴
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 15:30頃
消滅時間 16:30頃
発生方向 琵琶湖大橋のみ
発生状況  琵琶湖大橋の変化
 ・ 琵琶湖大橋の最高部分付近の橋梁が眉毛のようになる。(太く伸びる)  
 ・ 琵琶湖大橋の最高部の東側近くの橋梁が部分的に太くなる。
備   考 観測者:房英夫氏(当研究会会員)
資料映像 なし(ヘイズの影響で不鮮明な写真でした。掲載できませんでした)

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第19回目
蜃気楼発生日 6月09日(土)/天候:晴
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 13:20頃
消滅時間 不明(15:30において、まだ発生していた)
発生方向 琵琶湖大橋、草津市烏丸半島方面(琵琶湖博物館周辺)
発生状況 (1) 琵琶湖大橋の変化
 ・ 琵琶湖大橋が全体的に細く高く(伸びる)なり、東(守山)側の橋梁が部分的に異常
    に太くなる。(その部分を走行する車は伸びる)
 ・ 琵琶湖大橋の最高部の両側や東側の橋梁が部分的に太くなる。

(2) 草津市烏丸半島方面
 ・ 琵琶湖博物館近くの港の杭(ピット)が伸びる。
 ※ 杭の伸びについては、「伸び」という現象が確認できる程度。

備   考  ・ 14:00頃から逆転層を示す境界層部分が、茶褐色の帯になって見え出す。帯の状態
    は、観測していた15:30までは持続していた。また、水平でなく、西上がりの勾配を
    もった帯状のまま、時間の経過とともに下がってきた。その時期に琵琶湖大橋の橋梁
    が細くなった状態から部分的に太くなる現象が再発生した。
 ・ 湖岸での気温:約26~27℃(13:45から13:55)
資料映像 なし(写りが悪いので掲載できませんでした。)

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第20回目
蜃気楼発生日 7月02日(月)/天候:晴
観察場所 なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)
発生時間 13:40頃
消滅時間 16:30頃
発生方向 琵琶湖大橋、琵琶湖博物館周辺
発生状況 (1) 琵琶湖大橋の変化
 ・ 琵琶湖大橋の最高部分付近の橋梁が眉毛のようになる。(太く伸びる)
 ・ 琵琶湖大橋の最高部の東側近くの橋梁が部分的に太くなる。

(2) 烏丸半島方面(草津市)
 ・ 琵琶湖博物館手前に見える港の杭(ピット)が伸びる(通常は、観測地点からほとん
    ど見えない)

備   考 観測者:房英夫氏(当研究会会員)

 ・ 13:00頃より琵琶湖大橋方面に蜃気楼発生の兆候が見られた。(湖上の作業船の排
    煙が水平(正確には西上がりの勾配)に拡がっていた。つまり、上位蜃気楼を発生さ
    せる気温の逆転層が生成していたと思われる。
資料映像 準備中

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