|湖西方面から見た北湖の蜃気楼(2001年5月13日)|
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■ 上位蜃気楼化する遠方(比良山および湖西方面)の蜃気楼
この日は、通常見られる南湖湖上で琵琶湖大橋の橋梁が部分的に細くなったり、太くなったりと、小規模な蜃気楼でした。しかしながら、上の実景写真の黄色い点線中の対岸に注目してください。通常は、写真のコメントが示すように橋脚の2本目付近で水平線下に隠れてしまいます。(地球の球面による影響で)実景の部分は、観測地点から20km離れた滋賀郡辺りです。
写真Aを見ると、実景の景色では見えなかった部分が浮上がって崖のように見えています。
写真Bでは、更に水平線下に隠れていた陸地部分が2段(2像型の蜃気楼)になっています。
写真Cは、それまで蜃気楼化して見えていた陸地が消失し、切立った崖のように陸地が変化しています。
写真Dは、水平線下に隠れた陸地が浮上がって見え出しています。推測される陸地は、高島郡の高島町以北の陸地が蜃気楼化して見え出しているのです。観測地点から直線距離にして最大約40km離れた陸地が見え出したということです。通常、蜃気楼が見ることができる距離は10km前後です。水平線下に没して見えない陸地が蜃気楼化して見えることは少ない方です。観測地点から10kmを超えると、地球の球形による影響が出てきます。単純計算で20km離れると約30m、40km離れると約130m程落込む計算になります。(地形の高低等を考慮していません)ですから、ふだんは絶対見ることができない部分を蜃気楼が見せてくれるのです。
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