|大津市の南湖から見た北湖の蜃気楼(2001年5月13日)||もっと沢山の北湖の蜃気楼写真を見る!(松井先生のHPにGo!)|
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■ 上位蜃気楼化する琵琶湖大橋(滋賀郡北小松より望む)
ここで掲載した写真は、湖西方面の北小松の小松浜より上位蜃気楼が観測されたとの報告を聞き、実際にどのような場所なのか確認しに訪れた時に、撮影したものです。一週間前に、この浜から上位蜃気楼を撮影された松井一幸先生に連絡し、前回の様子と今回の様子を比較しながら観測しました。
私がこの浜に訪れたとき、別荘の管理をしておられる方に「蜃気楼を見たことがありますか?」と持参した「琵琶湖の蜃気楼写真」を見せたとき、「このようなものなら昔からよく見る」との返事をいただきました。今後、じっくり調査する必要があると思いますが、北湖の方でも上位蜃気楼はよく発生していた可能性が大きいと思います。地元の方は「いつもと違う、変な景色」と思いつつ、とりたてて騒ぐとか記録に残すことはしなかったのかもしれません。因みに、この北小松を訪れる前は、大津市のなぎさ公園おまつり広場でいつものように観測をしていましたが、視程が悪く、琵琶湖大橋目立った変化もありませんでした。(蜃気楼とはいえない程度の変化でした。)
当日は、北小松からも視程が悪く、しばらくは双眼鏡で観測していました。小松浜から見た琵琶湖大橋は多彩な変化を繰り返してました。この写真は、ある程度視程が回復してきた時に撮影したものです。南湖からも琵琶湖大橋の最高部付近が太くなりますが、この写真の様に太く、上方倒立像が「角(つの)」の様に現れることは滅多にありません。
撮影倍率:20倍(焦点距離1000mm相当)
上の写真から3分後の変化です。像変化としては、上の写真とよく似ています。ヘイズの影響で写りが悪いのですが、琵琶湖大橋の最高部分が「糸のように細く」、その両脇が「極端に太く」なっている様子がわかります。
撮影倍率:10倍(焦点距離500mm)
この写真は、上の2枚と異なり、琵琶湖大橋最高部分周辺が「均等な厚みで太く」なっています。琵琶湖大橋最高部分周辺が「太くなった」という表現を発生状況のときに用いますが、今回の写真のように「言葉では表現しにくい微妙な相違」があります。
撮影倍率:10倍(焦点距離500mm)