2000年5月30日に発生した上位蜃気楼

上位・下位混在蜃気楼||Z字型に変形する琵琶湖大橋||上方倒立する橋脚の土台

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■ 上位蜃気楼と下位蜃気楼が混在した蜃気楼
jyoui_kai_konzai000530.jpg (67189 バイト)
 上の真中の写真が、上位蜃気楼と下位蜃気楼の両方が混在した非常に珍しい蜃気楼。真中(2段)と下段の写真中の黄矢印周辺は、「下位蜃気楼」の特徴(下方倒立像)」を示します。
 一方、真中(2段)の写真中の赤矢印周辺が示す部分は「上位蜃気楼」の特徴(上方への伸び)を示し、上段の琵琶湖大橋の実風景と比べると、明らかに最高部周辺の橋梁が太くなっていることが分ります。                   
 つまり、相反する蜃気楼を発生させる空気の層(上暖下冷の層と上冷下暖の層)が琵琶湖湖上に存在していることになります。このような例は他では報告がありませんが、琵琶湖南湖では時々発生するので偶然の現象でないことは確かです。詳しいことは、調査中です。

≪撮影日時:2000年5月30日12:45頃≫

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jyoui_kai_konzai_Up000530.jpg (27099 バイト)

琵琶湖大橋最高部付近の異常に太くなった(伸びた)橋梁:赤矢印周辺

 黄色の矢印の示す部分は、橋の後方の山が段になっており、蜃気楼化していることを示します。

≪撮影日時:2000年5月30日12:48頃≫

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■ Z字型になる琵琶湖大橋
Z_Bridge000530.jpg (54934 バイト)
 上の実風景写真と下の写真を比較すると、Z字型または横倒しのV字型に変形している様子が判ります。これは、橋梁が上方倒立したり上方へ伸びているためです。白っぽく見える欄干部分に車がくれば、伸びたり、2像に変化していました。

≪撮影日時:2000年5月30日14:05頃≫

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■ 橋脚の土台が上方倒立する2像型の蜃気楼
dodai_touritu000530.jpg (41050 バイト)
 上段の琵琶湖大橋の実風景写真と下段の写真を比較すると、通常は水平線下に隠れて見えない橋脚を支える「土台」が見えており、さらに「土台」が上方倒立した像が見えています。つまり、2像型の蜃気楼です。
 また、橋の後方の山も、下段の写真では薄くて見難いのですが、蜃気楼化して見えています。

≪撮影日時:2000年5月30日14:16分頃≫

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