平成29年(2017年)の蜃気楼発生記録



上位蜃気楼が南湖で平成29(2017)年に発生した日付ですUpdated 2017/12/03)

 上位蜃気楼は、概ね春先(3月)~初夏(6月)に発生いたします。

  

 現在、上位蜃気楼の発生確率が極めて低い時季です。一方、夜間や朝方は下位蜃気楼が

発生しやすいので興味のある方は、双眼鏡を持って湖岸を訪れてみて下さい。

《日付をクリック!》

4月14日(金)

4月16日(日)

     

     

    

5月05日(金)

5月21日(日)

     

      

     

                                                                
    
     
            
                 
 注意:上記の表で、“黒字の日付のもの”についての詳細な内容は、後日掲載いたします。
    ◎ 過去の観測から琵琶湖南湖での上位蜃気楼の発生頻度が高い月は「5月」です。今月に
     素晴らしい上位蜃気楼が発生することを期待しましょう!
   ※ ようやく、4月14日(金)に、琵琶湖南湖で観測第1号の上位蜃気楼が発生しました。(2017/04/16) 
  ※※ 現在のところ、琵琶湖では上位蜃気楼の発生はありません。しかし、4月に入り琵琶湖では蜃気
          楼シーズンに入りました。風の弱い暖かい日中の午後に上位蜃気楼が発生する可能性があります。
          もし、発生しましましたら、当サイトでご報告いたします。
      一方、寒気が流入する寒い日や夜間には、湖岸から遠方の風景が下方倒立したり、下に伸びて
     見える下位蜃気楼が発生します。(2017/04/02)
※※※ 下位蜃気楼は、上位蜃気楼と比べ発生頻度も高く変化も画一的で珍しい蜃気楼といえません。
        しかし、琵琶湖大橋の下位蜃気楼は、橋上を走行する車が空中に消えたり、突然空中から車
       が出現したり・・・と面白い光景を見せてくれます。双眼鏡(6倍以上)で是非ご覧下さい!!
肌寒い日や寒気が湖上に流れ込んだ日に発生する下位蜃気楼の例

Web下位蜃気楼.JPG (46176 バイト)    Web凸レンズ蜃気楼.JPG (26618 バイト)

対岸の浮島現象(下位蜃気楼)                       凸レンズ状になる琵琶湖大橋(下位蜃気楼)

    ※ 2枚の写真共に、上段が下位蜃気楼、下段は上段の写真に対応する通常風景(実景)です。


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ここから下は、上位蜃気楼の発生が確認されれば詳細を記入する欄です。

 

 

第1回目
蜃気楼発生日 2017年4月14日(金)/天候:晴れ
観察場所 大津湖岸なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)  
発生時間 12:50頃既に発生
消滅時間 13:30頃に変化が収束
発生方向 ・琵琶湖大橋
発生状況  琵琶湖大橋の橋梁の変化
  ・ 琵琶湖大橋の東側の橋梁がZ(3像)型の蜃気楼になる
  ・ 琵琶湖大橋最高部周辺の橋梁が太くなり、まゆ毛状になる
  ・ 観測地からふだん水平線の下に隠れて見えない橋脚台(フーチング)
   が蜃気楼となって見え出す 
備   考 ・ 観察及び撮影:Webサイト『四季の散歩』のIさん
蜃気楼写真 あり(Webサイト『四季の散歩』で蜃気楼写真が紹介されてきます)

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第2回目
蜃気楼発生日 2017年4月16日(日)/天候:晴れ
観察場所 大津湖岸なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)  
発生時間 12:35頃に発生
消滅時間 15:30頃(顕著な変化が30以上ないため観測中止)
発生方向 ・琵琶湖大橋
・大津市堅田方面(西岸)
・守山市~草津市烏丸半島(東岸)
発生状況  琵琶湖大橋の橋梁の変化
  ・琵琶湖大橋の東側の橋梁がZ字(3像)型の蜃気楼になり、走行する
   車が伸びて見える。・・・(12:35)
  ・琵琶湖大橋の東側の橋梁が大規模なZ字(3像)型の蜃気楼になる。
                                                 ・・・(13:20)
  ・琵琶湖大橋最高部周辺の橋梁がまゆ毛状に太くなる。・・・(14:25)
  ・琵琶湖大橋の西詰の橋梁も逆Z字型となり、東西の橋梁で3像型の蜃
   気楼となる。・・・(14:38)

 大津市堅田方面(西岸)
 
・堅田の湖岸が伸びだす。・・・(12:35)
 ・堅田一帯が板塀状の蜃気楼になる。・・・(13:00)
 ・雄琴の湖岸周辺がベール状の板塀状の蜃気楼になる。・・・(13:20)
 ・堅田の湖岸がモニュメントバレー風の形状(凸凹)の蜃気楼になる。
                                                                               ・・・(14:38)

  守山市~草津市烏丸半島(東岸)
 ・守山市の木浜方面のビル群が伸びだす。・・・(12:35)
 ・守山市の木浜方面のビルが高くなり板塀状の蜃気楼になる。
                                      ・・・(13:35)
 ・烏丸半島の港周辺のビット(船舶係留杭)が伸びだし、後方の公園と共
  に変化して、鉄格子状に見える蜃気楼になる。・・・(13:35~14:40)

備   考  ・気温:26.4℃、水温:19.7℃(観測地)・・・12:35~12:45の平均
 ・風向:無風に近いNNEの風(観測地)
 ※ 13:40頃より時折WSWの暖かい風が吹く。また、14:35頃から
         NNEの冷たく感じる風に変わる。
 ・湖上の視程:約10km未満で遠方の琵琶湖大橋が肉眼で霞んでみえなか
  ったが、14:00頃になると琵琶湖大橋が肉眼でも何とか確認できるよう
    になった。15:00頃から西岸、琵琶湖大橋、東岸の遠方の風景が白く霞
    んできる。
 ・ 観察及び撮影:ヒデヨシ会員他
蜃気楼写真 掲載断念(湖上の霞みの影響で不鮮明な画像であるので、画像処理ソフトで
      調整を試みましたが、観賞に耐えられない画像になるため)

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第3回目
蜃気楼発生日 2017年5月5日(金)/天候:晴れ
観察場所 大津湖岸なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)  
発生時間 11:30頃に発生の兆候ああり
消滅時間 17:10頃(顕著な変化が30以上ないため観測中止)
発生方向 ・琵琶湖大橋
・琵琶湖大橋後方に見える比良山の裾野
・大津市堅田(西岸)
・守山市~草津市烏丸半島(東岸)
発生状況  琵琶湖大橋の橋梁の変化
 ・琵琶湖大橋の最高部周辺の橋梁が太くなる。・・・(14:00~)
 ・ふだん観測地から見えない琵琶湖大橋の橋脚台が見え出し、伸びたり、
  2像になった。・・・(14:31~)
 ・琵琶湖大橋の東側橋梁の一部が伸びて太くなる。・・・(14:31~)

 琵琶湖大橋後方に見える比良山の裾野
 ・琵琶湖大橋後方に見える比良山の裾野が崖状に変化する。
                         ・・・(11:45~)
 ・ふだん観測地から水平線に隠れて見えない比良山の裾野が湖上に見え
  だし、分裂する。・・・(16:00~)


 大津市堅田方面(西岸)
 
・堅田の湖岸の建物が伸びる。・・・(14:10~)
 ・琵琶湖大橋西詰周辺の湖岸(堅田)が伸びだす。・・・(14:40~)
 
 守山市~草津市烏丸半島(東岸)
 ・守山市の木浜方面の湖岸が低い板塀状の蜃気楼になる。
                         ・・・(
15:56~)
備   考  ・気温:27.2℃、水温:20.2℃(観測地)・・・14:30~14:40の平均
 ・風向:無風に近いNNEの風(観測地)
 ・湖上の視程:良
  (肉眼で約14km遠方の琵琶湖大橋が見え、更に橋の後方の比良山の
  裾野も肉眼で何とか見える)
 ・観察及び撮影:ヒデヨシ会員他
蜃気楼写真  あり

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第4回目
蜃気楼発生日 2017年5月21日(日)/天候:薄曇
観察場所 大津湖岸なぎさ公園おまつり広場(大津市中央4)  
発生時間 13:15頃に発生(琵琶湖大橋の東側が小さなZ字型の蜃気楼になっていた)
消滅時間 16:40頃(顕著な変化が30以上ないため観測中止)
発生方向 ・琵琶湖大橋
・琵琶湖大橋の後方に見える比良山の裾野
・大津市堅田方面(西岸)
・守山市~草津市烏丸半島(東岸)
発生状況  琵琶湖大橋の橋梁の変化
  ・ 琵琶湖大橋の東側の橋梁が小さなZ字(3像)型の蜃気楼になる。
                          ・・・(13:15~)
  ・ 琵琶湖大橋の東側の橋梁がZ字(3像)型の蜃気楼になる。
                          ・・・(14:50~)
  ・ 琵琶湖大橋最高部周辺の橋梁がまゆ毛状に太くなる。・・・(15:05~)
 ※ 琵琶湖大橋の最高部が太くなってまゆ毛状になったり、東側橋梁がZ
   字型の蜃気楼になることが何度もあった。

 琵琶湖大橋後方に見える比良山の裾野
 ・ 琵琶湖大橋後方に見える比良山の裾野が分裂する。・・・(14:45~)
  (琵琶湖大橋以北はひどく霞んでおり、撮影した写真を確認していて、
  橋の後方の比良山の裾野の変化に気づいた)
                                 

 大津市堅田方面(西岸)
 
・ 堅田の湖岸が板塀状の蜃気楼になる。・・・(16:08~)
 
 守山市~草津市烏丸半島(東岸)
 ・ 守山市の湖岸が板塀状の蜃気楼になり、その間の建物が伸びたり
  3像の蜃気楼になる。・・・(15:00~)

備   考  ・ 気温:28.0℃、水温:24.6℃(観測地)・・・13:20~13:30の平均
 ・ 風向:無風に近いNNEの風(観測地)
 ・ 湖上の視程:14:00頃まで約14km遠方の琵琶湖大橋が肉眼で何とか見
  える状態だった。それ以降、肉眼で見えるレベルに視程が向上したものの
  全体的に霞んでいた。
 ・ この日は、「琵琶湖大橋が太くなる→通常→太くなる」や東側の橋梁がZ
  字型→通常→コブ状→Z字型」となる変化を何度も繰り返した。
 ・ 観察及び撮影:ヒデヨシ、林会員他
蜃気楼写真  あり

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