2017年05月05日に発生した上位蜃気楼(2017年度観測第3号)
|見え出した橋脚台| |板塀状になる守山市の湖岸|
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■ 2017年5月05日(金)に発生した上位蜃気楼 今年の南湖は、何かおかしい・・・上位蜃気楼の発生率が悪いのです。今日は、蜃気楼が出 そなので期待して、定点観測場にしている「大津湖岸なぎさ公園おまつり広場」に向かいまし た。 到着した11:30頃には、琵琶湖大橋の東側の橋梁の一部が“瘤(こぶ)”状に変化していまし た。つまり、南湖で上位蜃気楼が発生するときの兆候です。しかし、この瘤状の状態から元に もどったり、再度瘤状になったりを繰り返しなかなか“上位蜃気楼”らしい変化をしてくれません でした。14:00頃からようやく、琵琶湖大橋の最高部周辺が“まゆ毛”状に変化してきました。 この日は、湖上の空気の透明度もよくて、琵琶湖大橋後方に見える比良山の裾野も蜃気楼と なりました。残念ながら、琵琶湖大橋は“Z字(3像)型”の蜃気楼にならず通常よりも低い高さ の部分が蜃気楼になりました。
■ 見え出した橋脚台
この写真は、撮影地点から北北東約14km沖合いに位置する琵琶湖大橋の東側を撮影したものです。上段の画像が蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。
下段の画像では、湖面と橋脚の間には何も見えません。橋脚台(フーチング)は、水平線下に隠れて撮影場所からは見えません。しかし、上段の画像では湖面と橋脚の間に長方形状の物が見えています。これが橋脚台です。そして、この橋脚台の蜃気楼と同じ高さで淡い帯状の幕ができています。この幕は、湖面が板塀状の蜃気楼になったものです。注意深く見ると、端の後方の比良山の裾野が水平線下に隠れて見えない部分も含めて、蜃気楼となって湖面上に浮き上がって見えています。2017年5月05日(金)16:44、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
この写真は、撮影地点から北北東約14kmに位置する守山市の東岸を撮影したものです。上段の画像が蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。
下段と上段の写真の湖岸を比べると、上段では湖岸の高さが水平一直線にそろって見えます。上位蜃気楼の典型的な像変化です。通称“板塀状”の蜃気楼とよんでいます。この日は、いつもより“板塀”の高さが低いものでした。2017年5月05日(金)16:59、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
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