2017年05月21日に発生した上位蜃気楼(2017年度観測第4号)
|太くなる琵琶湖大橋| |Z字(3像)型の蜃気楼になる琵琶湖大橋|
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■ 2017年5月21日(日)に発生した上位蜃気楼 今年の南湖は、なかなか上位蜃気楼が発生してくれません。琵琶湖大橋の東側の橋梁の一部 が太くなるという“上位蜃気楼が湖上に展開していく”兆候が現れる日が、何日もありました。しか し、それ以上の変化が起こらないのです。 今日は、定点観測場に到着した13:15では、東側の橋梁の一部がZ字(3像)型の蜃気楼になっ ていました。しかし、撮影準備をしている間に、元に戻りました。その後、再びZ字型の蜃気楼に なることが何度もありました。また、東西の湖岸でも上位蜃気楼の典型的な像変化である”板塀 状の蜃気楼”が現れました。残念なことに、観測地点から遠方の琵琶湖大橋などは肉眼で見え るものの白っぽく霞んでおり写真撮影には不利な日でした。琵琶湖大橋の後方は白く霞んで後 方の比良山の裾野が双眼鏡でも見えなかったのですが、撮影した画像をPCで調整していたら 後方の比良山の裾野の蜃気楼となって変化していることも分かりました。おそらく、北湖も蜃気 楼が発生したと思われます。
この写真は、撮影地点から北北東約14km沖合いに位置する琵琶湖大橋の東側を撮影したものです。上段の写真が蜃気楼で、下段の写真はそれに対応する通常風景です。
上段の写真では、右側の橋梁の一部が瘤(こぶ)状になってます。このように琵琶湖大橋の東側の一部が太くなってくると、通常は上位蜃気楼が琵琶湖大橋から湖岸へと発生していきます。この日は、一度この部分が13:00頃に3像型の蜃気楼になった後元に戻り再び太くなって、3像型の蜃気楼になることを繰り返しました。2017年5月21日(日)14:28、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
■ 反転する湖岸
この写真は、撮影地点から北北東約14kmに位置する守山市の東岸を撮影したものです。上段の写真が蜃気楼で、下段の写真はそれに対応する通常風景です。
下段と上段の写真の湖岸を比べると、下段の湖岸の建物や木々の上部に倒立像が現れています。画面左端に見える建物はショッピングセンターのピエリですが、通常よりも高く伸びています。2017年5月21日(日)15:04、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
この写真は、撮影地点から北北東約14kmに琵琶湖大橋を撮影したものです。上段の写真が蜃気楼で、下段の写真はそれに対応する通常風景です。
下段と上段の写真を比べると、橋の最高部周辺の橋梁が太くなって(伸びて)います。また、東側(左側)の橋梁の一部が太くなっています。この部分はやがて“Z字(3像)”型の蜃気楼になりました。2017年5月21日(金)16:02、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
この写真は、撮影地点から北北東約14kmに位置する琵琶湖大橋の最高部から東側を撮影したものです。上段の写真が蜃気楼で、下段の写真はそれに対応する通常風景です。
下段と上段の写真を比べると、通常はアーチ状の橋が高く伸びてほぼ水平になっています。また、画面右側の橋梁が途中で、アルファベットの“Z”の様に変化しています。この部分は、3像型の蜃気楼になっています。
注意深く見ると、(画面左側の)橋の後方に見える“比良山”の裾野が、上段の写真では分裂している様子が薄っすら見えています。2017年5月21日(日)16:14、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
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