2015年04月22日に発生した上位蜃気楼(2015年度観測第4号)
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■ 2015年4月22日(水)に発生した上位蜃気楼 この日は、琵琶湖大橋の橋脚を支える橋脚台(フーチング)と橋の湖面が蜃気楼になり ました。ふだん、観察地(なぎさ公園おまつり広場)から琵琶湖大橋の橋脚台は、水平 線の下に隠れて見えません。これは、地球が球状であるためです。上位蜃気楼は、水平 線の下に隠れて見えない物を蜃気楼となって人の目に見せることがあります。
この写真は、撮影地点から北北東約十数キロメートル沖合いに位置する琵琶湖大橋の最高部周辺を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。通常、観察地から琵琶湖大橋の橋脚台は、水平線の下に隠れて見えません(下段の画像)。
上段の画像では、琵琶湖大橋と水平線の間にグレーの帯状の物が見えます。これは、湖面が伸びて水平一直線状に変化して見える“板塀状の蜃気楼”になったものです。このグレーの帯と湖面の間に見える太い柱状の物は、橋脚を支える台形状の橋脚台(フーチング)が蜃気楼となって見え出して上方に伸びたものです。この日は、琵琶湖大橋の大きな変化は見られず、橋脚台と湖面が蜃気楼になったのみでした。2015年4月22日(水)15:04、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房英夫会員)
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