2014年04月03日に発生した上位蜃気楼(2014年度観測第1号)
| 太いまゆ毛状になる琵琶湖大橋
| | 横倒しのV字型になる琵琶湖大橋 |
| ジグザグになる琵琶湖大橋
| | 水平になる西岸と琵琶湖大橋
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■ 2014年4月03日(木)に発生した上位蜃気楼 ようやく、琵琶湖南湖で上位蜃気楼が発生しました!過去において、4月の下旬に その年の(南湖での)発生第1号といことがありましたが・・・この日は、南湖と北湖 で同時に上位蜃気楼が発生しました。南湖からの観察では琵琶湖大橋の東側の橋 梁がZ字(3像)型、横倒しのV字(3像)型、ジグザグになるなどした他、東岸の守山 市木浜方面や西岸の大津市堅田方面が板塀状の蜃気楼となりました。 面白いことに、大津市北小松の小松浜から観察した琵琶湖大橋の蜃気楼は、南湖 の変化よりもダイナミックで複雑な変化をしていました。琵琶湖大橋を挟んで、南北で 蜃気楼を発生させている逆転層の様子が異なるようです。
この写真は、撮影地点から北北東約十数キロメートル沖合いに位置する琵琶湖大橋を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。上段と下段の画像を比較すると、琵琶湖大橋の最高部両側付近の橋梁が太くなって“太いまゆ毛”のようになって見えることがよく分かります。橋の最高部両側付近が上方に伸びたためです。また、橋脚と湖面の境目付近をみると、下段には見えない“太い台”みたいなものが上段では見えます。これは、撮影地点からは普段、水平線の下に隠れて見えない“橋脚支持台(フーチング)”が蜃気楼となって見えています。よく見ると、橋の下の薄い帯状のものは、湖面が板塀状の蜃気楼となったものです。 2014年4月03日(木)12:02、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房 英夫会員)
この写真は、撮影地点から北北東約十数キロメートル沖合いに位置する琵琶湖大橋を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。上段と下段の画像を比較すると、琵琶湖大橋が水平になり伸びて見えます。また、上段の画像の中央から右方向の琵琶湖大橋の橋梁が大きく“横倒しのV字型”に変形してみます。これは、琵琶湖大橋の最高部から右(東)側の橋梁が3像型の蜃気楼となったためです。また、画像の左端付近に見える(下段の画像では左端の2そうのヨットの後方)建物(杢兵衛造船所)が2像型の蜃気楼となって見えます。 2014年4月03日(木)13:25、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房 英夫会員)
この写真は、撮影地点から北北東約十数キロメートル沖合いに位置する琵琶湖大橋を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。上段と下段の画像を比較すると、上段の画像では琵琶湖大橋が上方に伸びて水平になって見えます。また、画像の中央から右(東側の橋梁)がジグザグに変化して見ます。東側の橋梁を走行する車も伸びたり、2像となっています。車の変化を実際に双眼鏡で観察すると、伸びたり、縮んだり、2像になったりと面白い変化を楽しめます。 2014年4月03日(木)13:52、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房 英夫会員)
この写真は、撮影地点から北北東約十数キロメートル沖合いに位置する琵琶湖大橋を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。上段と下段の画像を比較すると、下段では弓なり(アーチ型)に琵琶湖大橋が、上段の画像では、全体的に水平一直線になって見えるとともに、左(西)側の大津市堅田の湖岸も水平に見えます。これは、上位蜃気楼の典型的な蜃気楼像である“板塀状”蜃気楼です。右(東)側の橋梁は、“Z字(3像)型”の蜃気楼になっています。また、橋の後方の山(比良山)の裾野も、水平線に隠れて見えないはずの部分が蜃気楼として(薄っすらと)見えています。 2014年4月03日(木)14:08、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房 英夫会員)
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