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■ 2008年6月08日(日)に発生した上位蜃気楼 天気予報では、この日は雨になるとのことでしたが・・・午前中は晴れ、午後は曇り空でした。
定点観測地を訪れた14:00頃、琵琶湖大橋はヘイズの影響で(肉眼で)見えにくい状態で
した。双眼鏡では、琵琶湖大橋の観測地から見えないはずのフーチングが見えており、湖面も伸
びていました。そして、琵琶湖大橋は少し縮んでいるように感じました。この光景に、蜃気楼の
末期であるかのように思えました。
14:25頃、琵琶湖大橋東詰の橋梁が上方倒立し2像になり、フーチングも上方に伸びて湖面と
ともに板塀状に変化しました。通常と異なる蜃気楼の発生形態でした。(通常ならば、琵琶湖大
橋の東側の橋梁が部分的に太くなることで蜃気楼が始まる場合がほとんどです。)
今回は、ヘイズの影響で見えづらい(撮影に向かない)状況下で、撮影した蜃気楼画像の中か
ら何とか蜃気楼と分かりそうな画像を選んで紹介します。
この写真は、琵琶湖大橋西詰周辺の大津市堅田方面の湖岸を撮影したものです。 湖岸の景色の高さが、水平一直線に揃って見えます。このような光景が、蜃気楼=上位蜃気楼の典型的な例です。遠方の対岸を眺めて、この写真のように対岸の風景が“不自然に高さが揃って見えたら”上位蜃気楼です。私たちは、この光景を“板塀状”の蜃気楼と呼んでいます。湖岸に、まるで板塀を立てかけたかのように見えるからです。 2008年06月08日15:11、大津市なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影:ヒデヨシ会員)
この写真は、琵琶湖大橋の東側の橋梁を撮影したものです。 写真を見ての通り、橋梁の中央から左方向にかけて太くなっています。琵琶湖の南湖で蜃気楼(=上位蜃気楼)が発生する場合は、ほとんどこのように、橋の橋梁の一部が太くなることから始まります。(この日は、東詰の橋梁が二重になることから蜃気楼化が始まりました・・・)この写真では、蜃気楼化した橋梁を通過する車が伸びて長方形状になって写っています。 琵琶湖大橋が蜃気楼となっ場合、琵琶湖大橋を走行する車を双眼鏡で眺めると、伸びたり、2つや3つになって変化する姿をを楽しむことができます。 2008年06月08日15:12、大津市なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影:ヒデヨシ会員)
この写真は、琵琶湖大橋の東側の橋梁を撮影したものです。 写真の中央では、橋梁がアルファベットのZ字のように変形しています。3像型の蜃気楼です。その部分より左の橋梁の高さが水平一直線となった“板塀状”の蜃気楼になっています。橋梁の“Z字型”の規模は、毎回異なります。発生時の気象状況によって、“明確に見えるZ”に見えたり、今回のように“上下に圧縮されたZ”に見えたりします。 2008年06月08日15:14、大津市なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影:ヒデヨシ会員)
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