| Z字型になる琵琶湖大橋
| | 板塀状化する湖岸堅田方面
| | 琵琶湖博物館方面の蜃気楼
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| 変化する南湖湖心局
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■ 2006年5月6日(土)、琵琶湖南湖に発生した上位蜃気楼について 5月4日あたりから本来の5月らしい気温になり、この連休中に蜃気楼が発生しないかと観測を
続けていました。
今回の蜃気楼は12:50には既に発生している状態でした。西岸の堅田(大津市)、東岸の守山
市は板塀状になりつつあり、琵琶湖大橋東側の橋梁はZ字(3像)型の蜃気楼になる途中でした。
風も無風でじっとしていても汗ばむような蜃気楼日和でしたが、視界がよくありませんでした。
14:30頃より湖上の視界も徐々に回復傾向にありましたが、南~西よりの風が出現するようにな
ると多彩な変化をしていた蜃気楼も沈静化していきました。15:00頃には、琵琶湖大橋はほぼ通常
通りでしたがふだん観測地点から水平線下に隠れて見えない琵琶湖大橋のフーチング(橋脚支持
台)型が見えたまま、東西の湖面、湖岸の変化はなくなりました。
今年の観測では最悪の視程で、蜃気楼写真も不鮮明なものが多くありました。その中から、比較
的よいものを画像処理して掲載しました。
琵琶湖大橋の東側橋梁がZ字(3像)型の蜃気楼になった様子(画像右側)です。この日は今までにない大きな“Z”字型になりました。この後、複雑な変化を繰り返し、東側橋梁の2箇所でZ字型になるなどしました。ヘイズの影響が大きくて撮影断念または画像処理しても鑑賞に堪えられないものばかりで、記録に残せず残念でした。 撮影者:ヒデヨシ会員(13:00頃撮影/600mm相当の望遠レンズで撮影)
琵琶湖大橋西側周辺の湖岸堅田(大津市)方面が板塀状化した様子です。風景の凹凸がなく、ふだんより高く水平一直線になった“板塀状”化現象は上位蜃気楼の典型的な像です。遠方の対岸を眺めて、高さが不自然に水平一直線にそろっていたら上位蜃気楼の可能性があります。双眼鏡で観察してみましょう。 撮影者:ヒデヨシ会員(13:36頃撮影/750mm相当の望遠レンズで撮影)
東岸の烏丸半島にある琵琶湖博物館方面が蜃気楼化した様子です。双眼鏡では詳しく分かりませんでしたが、画像処理後に博物館下部の港にあるビット(係船杭)やその付近が伸びて板塀状化していることが分かりました。 撮影者:ヒデヨシ会員(13:52頃撮影/1500mm相当の望遠レンズで撮影)
唐崎沖(定点観測地から約4km沖合い)にある南湖湖心局(大気自動観測所)が変形しているようすです。今回の画像では微妙な変化で、ふだんから見慣れていないと見過ごすかもしれません。どちらともふだんの姿と異なります。観測地点から近距離なので中々蜃気楼化しませんが、湖心局が2像~3像化することもあります。この日は、変形程度にとどまりました。 撮影者:ヒデヨシ会員(写真左13:16頃撮影/写真右13:54頃撮影/共に1500mm相当の望遠レンズで撮影)
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