寒冷前線の通過で第1級の比良オロシが吹く -湖面には津巻が-
風の風景 No.436
ゴールデンウィーク後半は天気が良く気温も高かったが、水平線近くではヘイズにより視界が悪く北湖では蜃気楼の確認が難しい状態が続いた。
南湖では連日上位蜃気楼確認の報告があったが、北湖でも5月2日(金)と5日(月)に船木や北小松で上位蜃気楼が確認された。
7日(水)には低気圧が近づき8日(木)は寒冷前線の通過に伴って激しい降雨と強風に見舞われ、早朝の小松浜では湖面に津巻が見られた。
比良オロシは午前7時前から吹き始め、午後2時過ぎまで続いた。北小松の風観測では午前9時に10分平均で12m/sを記録した。
ビワコダス北小松風観測所では午前7時~12時まで風毎時最大瞬間風速が20m/s以上を記録し午前8時34分には26m/sを記録した。
比良オロシの寒冷前線通過による26m/sの強風は珍しいように思う。気圧傾度が大きいことと地上等圧線の流れはほぼ45度に合致している。
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