船木崎から初めてとらえた上位蜃気楼

デジカメ画像提供&HP作成  琵琶湖地域環境教育研究会 松井 一幸

18)2003年5月2日(金) 多景島、沖の白石、荒神山方面が板塀状の上位蜃気楼を見せる

小松さんの観察日記
2003年5月2日(金)は昨日に引き続き暖かい1日となった。小松さんが提供してくれた画像と観察日記を紹介しよう。
1)午後1時過ぎに今津へでかけるとヘイズが強く長浜方面は見えなかった。水平線近くは白い帯状の湖面が見え水平線が遠くへ伸びているように感じられた。沖の白石方面を見るとややのっぽになって白石が見えた。多景島は霞んでよく見えなかった。
2)船木大橋を越えて南船木港横の湖周道路から明神崎方面を眺めると、水平線下に白い帯状の湖面が見え、エリも浮いて水平線が伸びているように感じられた。
3)一方、対岸の大中方面を見ると霞んではいたが、湖岸沿いの木々が板塀状化しているのが見えた。
4)観察がし易い北船木港に移動した。ここでは伊吹山から観音寺山辺りまでの水平線が一望できる。
5)ここから多景島を眺めると、ヘイズで見にくいが上位蜃気楼により板塀状化しているのが見て取れた。時間変化も見られた。
6)沖の白石方面では、白石は実景の姿を見せていたが、背後の彦根市三津屋方面は顕著な板塀状化を示していた。時間が経つと水平線が伸びていくのが観察できた。
7)彦根市薩摩方面を見ると、板塀状になった湖岸の松並木がはっきりと見て取れた。

当日のビワコダス-アメダスJAVA風動画はここをクリック
今津町南浜から眺める
番号説明をクリックすると画像が現われます
1今津では上位蜃気楼は観測できず

南船木港近くの湖周道路から眺める
番号説明をクリックすると画像が現われます
2船木大橋南から眺める明神崎方面の様子 -水平線が伸びる-
3船木大橋南から眺める大中方面の上位蜃気楼 -板塀状化-

北船木港から眺める
番号説明をクリックすると画像が現われます
4北船木港から眺める琵琶湖の様子
5多景島とその背後の上位蜃気楼
6沖の白石(実景)と背後の彦根市三津屋方面の板塀状上位蜃気楼
7彦根市薩摩方面が板塀状の上位蜃気楼

前に戻る