2022年05月05日に発生した上位蜃気楼(2022年度観測第10号)
| Z字(3像)型になる琵琶湖大橋東側
| | 橋脚台(フーチング)と湖面の蜃気楼|
|草津市烏丸半島方面の蜃気楼| | 不思議な光景を見せる蜃気楼1|
| 不思議な光景を見せる蜃気楼2| | 板塀状になる大津市堅田の湖岸|
| V字(3像)型になる琵琶湖大橋東側|
| Z字(3像)型になる琵琶湖大橋東詰付近|
| 板塀状の蜃気楼になる守山市方面の湖岸| | 橋の両側が屈曲して見える蜃気楼|
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■ 2022年5月05日(木)に発生した上位蜃気楼 |
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この日は、大津市湖岸なぎさ公園の駐車場の入り口から、肉眼ではっきりと琵琶湖大橋がZ字(3像)型の
蜃気楼になっている様子が見えました。急いでデジタルカメラとビデオカメラの準備をしました。
琵琶湖大橋は、肉眼でもはっきり見えるのに後方に位置する比良山は、霞んで双眼鏡でも殆ど見えません
でした。普段水平線下に隠れて見えない比良山の裾野も大きく変化しており、高島市の安曇川河口あたりま
で蜃気楼(反転像)として現れていた様子が(双眼鏡で)微かに見えました。
琵琶湖大橋は、東側の橋梁が“大きなZ字(3像)型蜃気楼像”と“非常に長い横倒しのV字(3像)型蜃気
楼像”を何度も繰り返しました。
ここ数年、草津市の烏丸半島方面に蜃気楼が中々現れませんが、烏丸半島港の船舶係留杭(ビット)が鉄
格子状の蜃気楼となりました。
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この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する琵琶湖大橋の東側を撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
上段写真では、中央付近の橋梁が“Z字(3像)型”の蜃気楼となって見えてます。また、上段の写真中の赤い▲の示す方向に、湖上の用のヨットが蜃気楼となって見えています。橋の後方(写真左端付近)に、薄っすらと比良山の裾野が反転している様子がうかがえます。 |
2022年05月05日(木)12:49、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員) |
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この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する琵琶湖大橋を撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真す。
上段写真では、通常撮影地から水平線の下に隠れて見えない“橋脚台(フーチング)”が3像以上の蜃気楼となって現れています。上段の写真の右側付近の“橋脚台(フーチング)”に注目すると、5像の蜃気楼となっています。 |
2022年05月05日(木)13:12、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員) |
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この写真は、撮影地点から北北東約9km先に位置する草津市烏丸半島方面を撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
上段写真では、湖岸に“養殖用の檻”が現れたように見えます。これは、港にある“船舶係留杭(フーチング)”が後方の公園とともに伸びたり反転像が加わって板塀状の蜃気楼となったためです。 |
2022年05月05日(木)13:13、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員) |
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この写真は、撮影地点から北北東約9km先に位置する草津市烏丸半島方面をを撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
上段写真では、湖岸付近が“不思議な光景”に見えます。通常の湖面(緑色)と異なる色(水色)になった部分に縞模様の帯状のものがあり、その上に水色の水面の様なものが見えています。上段の写真の左端周辺には、2段の縞模様が現れて見えます。 |
2022年05月05日(木)13:16、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員) |
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この写真は、撮影地点から北北東約9km先に位置する草津市烏丸半島方面をを撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
上段写真では、縞模様の帯状のものが右下がりなって写真中央より右側で消えています。また、写真の右端付近の“湖面の色の境目”には、ボートに乗った人が伸びて見えます。 |
2022年05月05日(木)13:20、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員) |
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この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する西岸の大津市堅田方面を撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
上段写真では、湖岸が伸びて上部が水平になって見えます。この様な蜃気楼像を“板塀状蜃気楼”と呼んでいます。板塀状蜃気楼は、上位蜃気楼発生時によく見られる典型的な蜃気楼像です。この板塀となった部分をよく観察すると、反転像が確認できます。板塀状蜃気楼は、単に元の風景が伸びただけでなく、反転像の含まれています。 |
2022年05月05日(木)13:49、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員) |
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この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する琵琶湖大橋の東側を撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
上段写真では、琵琶湖大橋が全体的に高く伸びて、水平になって見ます。写真の右側には“横倒しのV字(3像)”型の蜃気楼像が見え、写真の左側には、湖岸の風景が“板塀状の蜃気楼”となって見えます。 |
2022年05月05日(木)14:06、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員) |
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この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する琵琶湖大橋の東詰(守山市側)を撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
上段写真では、守山市と橋が接続される付近で、橋梁が“Z字(3像)型の蜃気楼”になっています。琵琶湖大橋の東詰周辺の橋梁が“Z字(3像)型の蜃気楼”となって見えることは殆どありません。写真の左端付近で湖面上に黒の煙の様にたなびくものは、本来の橋が蜃気楼となったものです。 |
2022年05月05日(木)15:02、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員) |
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この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する守山市水保町~木浜町方面を撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
下段の写真と比較すると、上段写真では湖岸の樹木や民家などの上方への伸びと、上方倒立像が複合して上端が水平一直線状にそろって見えます。この蜃気楼像を“板塀状”の蜃気楼と呼んでいます。この像変化は、上位蜃気楼特有の変化です。肉眼や双眼鏡で湖(海)上の上位蜃気楼の発生の有無を確認する時に、“板塀状”の変化を探すとよいと思います。 |
2022年05月05日(日)15:26、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員) |
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この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する琵琶湖大橋の最高部周辺を撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
上段写真では、琵琶湖大橋の東西の橋梁が3像型の蜃気楼になった様子です。左(西)側は“逆Z字型”、右(東)側は“Z字型”の蜃気楼になっています。どちらも3像型の蜃気楼です。琵琶湖大橋が蜃気楼となるとき、この様に同時に東西の橋梁が3像型の蜃気楼になることは珍しいといえます。また、橋全体がふだんよりも高く上方に伸びています。 |
2022年05月05日(木)15:35、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員) |
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