2021年06月06日に発生した上位蜃気楼(2021年度観測第17号)

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■ 2021年6月06日(日)に発生した上位蜃気楼
  
  この日は、「蜃気楼発生日和」と思われる日でした。定点観察をしているなぎさ公園おまつり広場に11:30に
 到着すると・・・琵琶湖大橋は通常風景でした。待つこと3時間・・・琵琶湖大橋の東側の水平線と接する様に
 見える部分一帯が、均一に伸びだし(太くなりだし)ました。琵琶湖大橋の東側が、Z字(3像)型の蜃気楼に
 なりそうでならない状態が続きましたが、結局「小ぶりのZ字型」を含め3回起こりました。
  一方、琵琶湖大橋より北に位置する比良山の稜線や裾野、そして水平線下に隠れて見えないはずの裾野
 の高島市が蜃気楼となり、多彩な変化を見せました。
  今回は、この日の特徴的な蜃気楼を掲載しました。


 

 

 

■ 琵琶湖大橋方面の蜃気楼(その1) 
web21060615h58m_reverse&Z01_7650.jpg (108289 バイト)
 この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する琵琶湖大橋の最頂部から東側を撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
 上段の写真の中央部分の橋が「Z字」状に変化しています。この部分は、3像型の蜃気楼です。写真左の橋より遠方に見える比良山の稜線(撮影地から30km以上先)が持ち上がってほぼ水平になり、水平線下に隠れていた裾野部分が上方倒立像を伴った蜃気楼となって見えています。

2021年06月06日(日)15:58、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)

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■ 遠方の蜃気楼(その1)
web21060616h49m_revers02_7697.jpg (105400 バイト)
 この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する琵琶湖大橋の最頂部周辺を撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
 上段の写真では、琵琶湖大橋はあまり変化ないように見えますが、「左側の橋の下部に見える建物(杢兵衛造船所)の上部が伸びて」いますし、ふだん撮影地から「水平線下に隠れて見えない橋脚支持台(フーチング)」が見えています。橋全体が高く伸びています。
 下段の写真では、橋の後方に見える比良山の裾野が水面から消えて見える(橋の最頂部から右に見える橋脚あたり)のに対して、上段の写真では、水平線に隠れていた部分(撮影地から35km以上先)が蜃気楼となって見えています。しかも途中から「バーコード」状の蜃気楼となって見えています。更に、後方の山の稜線が水平になって薄っすらと見えています。

2021年06月06日(火)16:49、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)

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■ 琵琶湖大橋方面の蜃気楼(その2)
web21060616h59m_Xbridge02_7713.jpg (103573 バイト)
 この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する琵琶湖大橋の東側を撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
 上段の写真を見ると、琵琶湖大橋が全体的に伸びていますし、写真の中央から右部分の橋は「横倒しのV字型」の蜃気楼になって見えます。この部分は3像型の蜃気楼です。
 橋の左の後方に見える比良山の裾野(撮影から35km以上先)が水平線下から現れ出して、「上方倒立」して見えています。

2021年06月06日(日)16:59、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)

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■ 琵琶湖大橋方面の蜃気楼(その3) 
web21060617h01m_Vbridge01_7718.jpg (106020 バイト)
 この写真は、撮影地点から北東約14km先に位置する琵琶湖大橋方面を撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
 上段の写真では、橋の左(西)側の下方にある湖岸や建物が「板塀状の蜃気楼」になっています。また、ふだん水平線下に隠れて見えない橋脚支持台(フーチング)が見え出して、2像型の蜃気楼となっているものもあります。
 橋の後方の比良山は、水平線に隠れて見えないはずの裾野部分(撮影地より35km以上先)が見え出して「板塀状の蜃気楼」となって見えています。

2021年06月06日(日)17:01、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)

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■ 琵琶湖大橋方面の蜃気楼(その4) 
web21060617h05m_bae-code&Z01_7732.jpg (104951 バイト)
 この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する琵琶湖大橋の最頂部から東側を撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
 上段の写真では、中央から右側の端が「Z字(3像)型の蜃気楼」となっています。このZの右側に見える「赤白の色の箱状」の物は、橋上を走行する車が蜃気楼化したものです。
 左側に見える橋の後方の比良山の稜線が持ち上がり、更に水平線に隠れて見えない裾野(撮影地から35km以上先)も持ち上がり一部「バーコード状の蜃気楼」となっています。

2021年06月06日(火)17:05、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)

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■ 琵琶湖大橋方面の蜃気楼(その5)
web21060617h27m_reverse&Z04_7751.jpg (105761 バイト)
 この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する琵琶湖大橋の最頂部から東側を撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
 上段の写真で先ず目に付くのは、中央付近の橋が「Z字(3像)型の蜃気楼」になっていることです。今年は、日没近くまで琵琶湖大橋が「Z字型」の蜃気楼となって現れやすいように思います。
 写真の左側に見える(橋の後方の)比良山の裾野が綺麗に上方倒立した2像型の蜃気楼となっています。更に後方の山の稜線も高く水平に変化している様子が薄っすらと見えます。

2021年06月06日(日)17:27、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)

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■ 板塀状の蜃気楼になる西岸(大津市堅田)  
web21060617h28m_katata-boarding-fence_7753.jpg (109274 バイト)
 この写真は、撮影地点から北北東約149km先に見える琵琶湖大橋西詰周辺の大津市堅田の湖岸を撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
 上段の写真では、湖岸の樹木や建物が上方に高く伸びたり、反転像などを伴って高さがそろった「板塀状の蜃気楼」となって見えています。この「板塀状蜃気楼」は、上位蜃気楼の典型的な蜃気楼像です。

2021年06月06日(日)17:28、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)

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