2020年06月01日に発生した上位蜃気楼(2020年度観測第10号)

Z字(3像)型の蜃気楼になる琵琶湖大橋

  
| ホーム | |琵琶湖の過去の発生記録| | 琵琶湖の蜃気楼最新情報| | 琵琶湖の上位蜃気楼映像MENU |


 

■ 2020年6月01日(月)に発生した上位蜃気楼
  
  この日は、14:00頃から琵琶湖大橋より更に遠方の高島市高島の明神崎が絶壁状に変化しました。その後、
 琵琶湖大橋の東側橋梁が瘤(こぶ)状に変化しだして、東側の橋梁がアルファベットの”Z”の様になる蜃気楼
 の直前まで変化をして・・・元にもどりました。この日は、この変化の繰り返しで、蜃気楼としては地味なも
 のでした。何時もならば、大きな変化もみられないので16:00過ぎに観察を中止するのですが・・・
  「このまま待っていたら、琵琶湖大橋がZ字型の蜃気楼になるかもしれない」という気がして粘って待つて
 いると17:40頃から5分間ほど、琵琶湖大橋の東側の橋梁が“Z字型”の蜃気楼になりました。粘り勝ちです!
 待っていた甲斐がありました。
 (上記の文は、観察・写真撮影をしていたTさんこと冨田さんからの報告を要約したものです。)
 今回は、冨田さんからご提供していただいた蜃気楼写真の中から1枚を掲載しました。


 

 

 

■ Z字(3像)型の蜃気楼になる琵琶湖大橋  
2020060117h47m_Z_07468_web.jpg (112062 バイト)
 この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する琵琶湖大橋の守山市側を撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
 上段写真では、右側の橋の一部がアルファベットの“Z字(3像)型の蜃気楼”になって見えます。また、通常風景では橋脚を支える支持台(フーチング)は、水平線の下に隠れて見えませんが、上段の写真では、このフーチングが水平線の上に(台座のように見える)蜃気楼となって現れています。
 橋の後方の比良山の裾野をよく観察すると、上段の写真では、裾野が途中から水平となるとともに、ふだんは水平線に隠れている見えない(下段の写真と比較)部分が蜃気楼となって見えています。

2020年06月01日(月)17:47、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:冨田正三さん)

▲Top▼

 

 

| ホーム | |琵琶湖の過去の発生記録| | 琵琶湖の蜃気楼最新情報| | 琵琶湖の上位蜃気楼映像MENU |