| Z字(3像)型になっていく琵琶湖大橋
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縮む湖岸堅田方面 |
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■ 2006年4月28日(金)、琵琶湖南湖に発生した上位蜃気楼について
この日は春らしい暖かな一日であった。ようやく蜃気楼日和といえる日に蜃気楼が発生
してくれました。しかし、湖上の視界はよくありません。このことは今年の蜃気楼全般に当
てはまります。春の陽気に誘われてたかのように多彩な変化をしたこの日の蜃気楼も双眼
鏡なくして観察できませんでした。その上、時間の経過とともにヘイズの影響が増大し、双
眼鏡でも見えなくなり観測を16:40に断念しました。
今回は、撮影した画像を画像処理して何とか見ることができそうな3枚掲を載しました。
琵琶湖大橋東側の橋梁が太くなって行く様子です。この後、この部分はアルファベットの“Z”字型に変化しました。琵琶湖南湖で蜃気楼が発生する場合、このように、琵琶湖大橋の東側橋梁部分が太くなることから始まります。琵琶湖大橋はアーチ型のために湖上の逆転層と斜めに交差することや橋梁が細く厚みも一定(最高部周辺を除いて)なために、像変化が明確に分かります。 撮影者:房英夫会員(15:01頃撮影/900mm相当の望遠レンズで撮影)
■ 板塀状化する湖面
今年多く見られた、“湖面の板塀状化”です。琵琶湖大橋は最高部周辺を除いて細くなっています。写真には写っていない琵琶湖大橋に続く東西の湖岸も湖面の板塀状化により押し上げられたようになり縮んでいました。湖面の板塀状の中には“エリ(竹竿のようなものを湖底に多数突き立てた定置漁具)”が蜃気楼化して黒っぽく現れています。 撮影者:房英夫会員(16:36頃撮影/900mm相当の望遠レンズで撮影)
■ 縮む湖岸堅田方面
琵琶湖大橋の西側周辺の堅田(大津市)方面の湖岸が極端に縮んだ様子です。湖面が板塀状化した(伸びた)ために湖岸が下から押し上げられるように縮んでいます。板塀状化した湖面の中には、ふだん水平線下に隠れて見えないはずのエリなどが蜃気楼化して見えています。 撮影者:房英夫会員(16:37頃撮影/900mm相当の望遠レンズで撮影)
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