2014年06月01日に発生した上位蜃気楼(2014年度観測第10号)

 

板塀状になる琵琶湖大橋とその周辺 |  モニュメントバレー風になる湖岸風景 | | 分裂して見える琵琶湖大橋

くさび型に分裂する東岸 | |琵琶湖大橋方面の蜃気楼| |分裂する烏丸半島(その1)

分裂する烏丸半島(その2)

  
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■ 2014年6月1日(日)に発生した上位蜃気楼
  
   なぎさ公園おまつり広場に向かう途中、「琵琶湖大橋が蜃気楼になりかけている」との
  房会員からの連絡を受け、現地に到着すると・・・運の悪いことに駐車場は満車状態で
  した。待つこと10分、ようやく駐車場に入ることができました。しかし、いつもの撮影地点
  から離れた場所しか駐車スペースはありませんでした。荷物(カメラや三脚など)の運搬
  を考えると面倒なので、5月末に購入した“持ち運びに便利な超望遠ズーム付コンパクト
  デジカメ”を使うことにしました。無謀にも使い方などあまり知らないままに・・・
   この日は、琵琶湖大橋以外にも西岸の大津市雄琴・堅田方面や東岸の守山市・草津市
  烏丸半島までの広範囲に蜃気楼が発生しました。久々に見る広範囲に出現した蜃気楼
  でしたが、湖上の視界が良くありません。双眼鏡で見ても琵琶湖大橋の姿は霞んで見え
  にくい状況でした。それでも、今年としては初の上位蜃気楼らしい多彩な変化をする蜃気
  楼を見ることができ楽しいひと時でした。
   写真撮影には厳しい状況に加え、使い慣れない購入したばかりのカメラは、ファインダー
  も見難い電子ビューファインダーで、撮像素子も小さなタイプ。どれくらい写るか未知数の
  まま・・・無謀なチャレンジをしました。
   今回は、PCで画像を修正して見やすいものを掲載しました。



 

 

■ 板塀状になる琵琶湖大橋とその周辺
    
Web_14060114h13mK-Bridge02.jpg (108396 バイト)
 この写真は、撮影地点から北北東約14km沖合いに位置する琵琶湖大橋の西側を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。上段の画像では、琵琶湖大橋が伸びて橋梁が通常より細くなっています。下段の画像の中央付近やや左に見える湖岸の白っぽい建造物は杢兵衛造船所です。上段の画像では、造船所から左方向にかけて反転像をともないほぼ水平一直線に高さがそろっています。この蜃気楼像を私たちは、“板塀”状の蜃気楼と呼んでいます。上位蜃気楼発生時によく見ることができる蜃気楼像です。

2014年6月1日(日)14:13、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)

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■ モニュメントバレー風になる湖岸風景
  
Web_14060114h14m_Karasuma01.jpg (97567 バイト)
 この写真は、撮影地点から北東約9.5km先に位置する草津市烏丸半島方面を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。上段と下段の画像を比較すると、上段の画像の中央付近の湖岸後方の木々の一部だけだ大きく伸びて高さがそろい“モニュメントバレー”のように変化して見えています。その手前の木々も低いながら“矩形波”状に変化してみています。

2014年6月1日(日)14:14、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)

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■ 分裂して見える琵琶湖大橋
  
Web_14060114h18m_E-Bridge01.jpg (94411 バイト)
 この写真は、撮影地点から北北東約14km沖合いに位置する琵琶湖大橋の東側を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。上段の画像では、琵琶湖大橋の橋梁が細くなり“横倒しのV”の様に変化しています。

2014年6月1日(日)14:18、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)

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■ くさび型に分裂する東岸
   
Web_14060114h20m_Karasuma02.jpg (105285 バイト)
 この写真は、撮影地点から北東約10km先に見える東岸の守山市赤野井町方面を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。上段と下段の画像を比較すると、上段の画像は、湖岸と湖面がセットで“水平一直線状の帯”に変化して見えます。更に、帯の中で、湖岸がくさび状(斜めに)なりながら上方に分裂していく様子が見えます。

2014年6月1日(日)14:20、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)

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■ 琵琶湖大橋方面の蜃気楼
   
Web_14060114h25m_Bridge01.jpg (97980 バイト)
 この写真は、撮影地点から北北東約14km沖合いに位置する琵琶湖大橋の東側を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。上段の画像では、琵琶湖大橋全体が伸びてほぼ水平になって見えます。また、橋脚の土台(フーチング)と湖面、西側の湖岸(画像の左に見える建築物)が蜃気楼となって湖上に反転して淡い帯の様に変化して見えています。

2014年6月1日(日)14:25、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)

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■ 分裂する烏丸半島(その1)
   
Web_14060214h30m_Karasuma03.jpg (99628 バイト)
 この写真は、撮影地点から北東約10km先に位置する東岸の草津市烏丸半島港周辺を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。上段と下段の画像を比較すると、港に見える杭(船舶係留杭/ビット)には変化が見られませんが、後方の公園の地面と芝生が分裂して見えます。

2014年6月1日(日)14:30、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)

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■ 分裂する烏丸半島(その2)
  
Web_1414h43m_Karasuma04.jpg (102856 バイト)
 この写真は、撮影地点から北東10km先に位置する東岸の草津市烏丸半島港を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。一つ前に掲載した画像(分裂する烏丸半島その1)と異なり、港にある船舶係留杭(ビット)の反転像を伴い後方の公園の地面や木々が分裂して見えています。まるで、湖上に“檻(おり)”が現れたようにも見えます。

2014年6月1日(日)14:43、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)

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