2014年04月09日に発生した上位蜃気楼(2014年度観測第3号)

 

分裂して見える琵琶湖大橋 |  V字型になる琵琶湖大橋 |  

ジグザグ状になる琵琶湖大橋 |  | 複雑に折れ曲がる琵琶湖大橋

  
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■ 2014年4月09日(水)に発生した上位蜃気楼
  
   昨日(8日)に続き、本日も琵琶湖南湖で上位蜃気楼が発生しました。今年度初の
  連続の発生となりましたが、湖上の空気の澄み具合がよくなく双眼鏡による観察も
  見えにくいものがありました。
   この日の琵琶湖大橋はZ字型、V字型、ジグザグ型と、多彩な変化をしました。ふだ
  ん観察地から水平線の下に隠れて見ない“橋脚支持台(フーチング)”が見えだして
  伸びたり、反転して見えました。また、東西の湖岸も板塀状(風景の高さが水平一直
  線になって見える蜃気楼)となりました。
   昨日同様、湖上の霞(かすみ)の影響で蜃気楼の写真は不鮮明なものが多いので
  すが、その中で比較的見やすいものを4枚掲載します。

 

 

■ 分裂して見える琵琶湖大橋
  
web14040912h46m_BridgeZ01.jpg (103490 バイト)
 この写真は、撮影地点から北北東約十数キロメートル沖合いに位置する琵琶湖大橋を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。上段と下段の画像を比較すると、琵琶湖大橋が全体的に上方に伸びて見えます。そして橋の右(東)側が途中から分裂して見えます。この部分は、2像型の蜃気楼となっているのです。また、画像の右端の橋の下に見える杢兵衛造船所も伸びて、高さが水平にそろって見えています。

2014年4月09日(水)12:46、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房 英夫会員)

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■ V字型になる琵琶湖大橋
   
web14040912h53m_BridgeV02.jpg (103810 バイト)
 この写真は、撮影地点から北北東約十数キロメートル沖合いに位置する琵琶湖大橋を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。上段と下段の画像を比較すると、琵琶湖大橋の右(東)側が大きく2つに分裂し、横倒しの“V字型(2像型の蜃気楼)”に見えます。橋全体は、水平一直線状になっています。

2014年4月09日(水)12:53、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房 英夫会員)

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■ ジグザグ状になる琵琶湖大橋
   
web14040913h03m_BridgeZig02.jpg (103468 バイト)
 この写真は、撮影地点から北北東約十数キロメートル沖合いに位置する琵琶湖大橋を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。上段の画像の中央から右の2ヶ所で橋が屈曲しているように見えます。その橋上に見える上下2つの物体は、走行する車の蜃気楼(正立像と倒立像)です。双眼鏡で観察したり、動画で撮影したものを見ると、橋上を走行する車が面白い変化をします。実際に、双眼鏡を持って、琵琶湖に見に来てください。蜃気楼の面白さを体験できます。

2014年4月09日(水)13:03、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房 英夫会員)

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■ 複雑に折れ曲がる琵琶湖大橋
  
web14040913h22m_BridgeZig03.jpg (103296 バイト)
 この写真は、撮影地点から北北東約十数キロメートル沖合いに位置する琵琶湖大橋を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。上段の画像の中央から右にかけて、“橋が太くなっている”というより、小刻みに折れ曲がっているように見えます。蜃気楼をつくり出す“湖上の逆転層”がどのようになっているのか興味深い例です。

2014年4月09日(水)13:22、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房 英夫会員)

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