2013年4月05日に発生した上位蜃気楼(2013年度観測第3号)
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■ 2013年4月05日(金)に発生した上位蜃気楼 この日は朝から暖かく、上位蜃気楼が発生するような天候でした。 上位蜃気楼は10:40頃に発生しましたが琵琶湖大橋方面はヘイズの影響で非常に 見え難く双眼鏡で様子が分かる程度でした。一方、観測地点から近距離(4~5km) に蜃気楼が出現したものは割合鮮明であったのでその変化の様子がよく分かりまし た。久々に長時間の発生持続かつ近距離に出現した鮮明な蜃気楼に興奮してカメラ で撮影しました。
この画像は、撮影地点(大津市なぎさ公園おまつり広場)から約9km遠方に見える草津市烏丸半島方面を撮影したものです。下段の画像は実景です。湖岸と水面の間に見える黒い点状のものは“ビット(船舶係留杭)”、後方に見える建物が“琵琶湖博物館”です。
時間の経過と共に港のビットや湖岸が伸びたり上方倒立しています。2013年4月05日(金)、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
この画像は、定点観測地点から約4.2kmの唐崎沖にある南湖湖心局(滋賀県の大気自動観測所)を撮影したものです。時間の経過と共に南湖湖心局が伸びている様子が分かります。“伸びる”といってもこの画像を見ると、伸びる部位がそれぞれ違っている様子が分かると思います。また、南湖湖心局の蜃気楼像の後方の“青っぽい帯”状のものは後方の湖面が板塀状になったものです。
2013年4月05日(金)、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
この画像は西岸の大津市唐崎方面を撮影したものです。下段の画像が実景です。一見すると下段から2段目の画像は普通?と思ってしまうでしょう。しかし、中央やや右の建物の窓を見ると変形して伸びている様子がわかります。下から3段目の画像では赤い屋根の上方倒立像が現れていますし、中央から左に見える桜の木々も2、3像の蜃気楼になって見えます。下段から4段目の画像では赤い屋根の建物の下部が大きく伸びて後方の建物が実際よりも縮んで見ます。そして、最後に上段の画像では、湖岸の低い部分が見事につぶれて見えません。そして建物が実際の半分ほどの高さに縮んで見えます。
※ 定点観測地点から近距離に蜃気楼が出現したために割合鮮明に見えます。2013年4月05日(金)、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
この画像は西岸の大津市坂本方面を撮影したものです。下段の画像が実景です。下段の画像と残りの4画像を比べると湖岸の変化がよく分かります。下段から2、3段目では湖岸にある建物が伸びたり、2像になって見えます。下段から4段目から湖面付近の湖岸に変化が現れ2段(2像型)の蜃気楼になっています。上段の画像では水面付近の湖岸が板塀状態になっています。この画像の右端付近では湖面も蜃気楼となり湖岸の板塀上に出現し、その上に線状になった湖岸が重なって見えます。
※ 定点観測地点から近距離に蜃気楼が出現したために割合鮮明に見えます。2013年4月05日(金)、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
■ 琵琶湖大橋の変化
この画像は、定点観測地点から約13km沖合いに見える琵琶湖大橋を撮影したものです。下段の写真は琵琶湖大橋の実景です。
この画像から琵琶湖大橋の形が複雑に変化している様子が分かります。この日は午前中に2回琵琶湖大橋がZ字型(3像型)の蜃気楼になったようですが、それ以後は湖面と橋が一体となって板塀状の蜃気楼になっていました。橋がようやく板塀状態から抜け出し後はZ字型になることはありませんでした。2013年4月05日(金)大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
この画像は、琵琶湖汽船が所有する外輪船のミシガンを撮影したものです。下段の画像が実景です。上段の画像では、この船が大きく伸びている(窓を見ると倒立像あることが分かります)様子が分かります。
2013年4月05日(金)14:39、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
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