2005年5月20日に発生した上位蜃気楼

見え出したフーチング2

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■ 2005年5月20日(金)に発生した上位蜃気楼
  この日は14:10に蜃気楼化が始まり17:30ごろまで続きました。琵琶湖大橋のみが蜃気
 楼化し、橋梁の形が太くなったり細くなったり、ふだん水平線下に隠れて見えないフーチング(橋
 脚支持台)が見え出しました。今回のように琵琶湖大橋のみが上位蜃気楼化することはよくありま
 す。逆に、琵琶湖大橋が蜃気楼化せずに他の場所が蜃気楼化することは過去の経験上からありませ
 ん。
  この日の気温は22.2℃、水温は20.8℃、風向はNE(何れも14:00~14:20の値)で、湖上のヘ
 イズにより定点観測場から琵琶湖大橋が肉眼で微かに見えるという状況でした。
  琵琶湖大橋の橋梁の変化は、ふだんから琵琶湖大橋の形をよく覚えている人でない限りその変化
 している写真を見ても解り辛いと思います。よって、変化の解るフーチングの蜃気楼写真を紹介し
 ます。(房英夫会員が写真撮影しました)


 

 

 

■ 見え出したフーチング(橋脚支持台)2
footing050520_1641.jpg (44622 バイト)

見え出したフーチング2

 フーチングとは橋脚を支える台です。定点観測地点から琵琶湖大橋まで13Kmほどあるため地球の球面の影響が現れて、橋脚の下部のフーチングは水平線下に隠れてしまって通常は見えません。同年5月5日にも琵琶湖大橋のフーチングが3像型の蜃気楼となって見えましたが、この写真では橋脚下部にそれより大きいい“太短い円筒”状のものとなって見えて(蜃気楼化して)います。この写真では、琵琶湖大橋の橋梁の変化はあまりなく、湖面付近が変化しています。注意深く見ると、フーチングが見えているだけでなく、湖面には“えり(琵琶湖特有の定置漁具)”が見えています。湖面に細い棒状のものが湖面に何本も突き刺さったように見えています。この場所に見える“えり”もふだんは水平線下に隠れて見えることはありません。蜃気楼化したことでその姿を現わしたのです。                        

撮影日時:2005年05月20日(金)16:41 

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