彼岸になり満開の曼珠沙華と比良山系


風の風景 No.321

21日(金)は上空にこの季節としては第1級の寒気を伴った気圧の谷が近づき、富士山や北日本を中心に初冠雪の便りが聞かれた。
これに伴う高気圧が中国東北部から近づき、滋賀県でも気温が低下すると共に季節風を先取りする強い北西の風が吹いた。
22日(土)は快晴の天気となったが9時過ぎから超1級の比良オロシが吹いた。今回のオロシは高気圧型に分類できる。
地上等圧線の走行も北東から南西に走るパターンで45度傾向を満たしている。アメダス西日本の風は輪島では北東を示している。
秋分の日に合わせるかのように曼珠沙華が満開になって至る所で咲き誇っている。今回の比良オロシは風枕がないのが特徴である。
琵琶湖へ出ると対岸や琵琶湖大橋が強い下位蜃気楼現象を起こしていた。上冷下暖による。右向こうは大津プリンスホテルである。
比良オロシが吹く中、小松浜からヘリウム風船を飛ばして風の追跡を行った。結果ビワコダス風観測とよい一致を示した。

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