晩秋の時雨で虹がかかる比良山系


風の風景 No.235

11日(土)の志賀町は、早朝より時雨模様のスタートとなった。いよいよ冬将軍が顔を出し始めた。
湖東は晴れて朝日が照りつけ、比良山系の時雨にあたって副虹を伴う綺麗な主虹が現れた。
主虹は焼尾上空から釈迦岳の西を走り、民家へと降りていた。副虹は薄っすらと堂満岳辺りに見えている。
主虹上が赤く下が紫の順に色づいている。副虹はこの外側にかかり、下が赤く上が紫で逆である。
太陽光が丸い雨粒の中へ入り込み、奥で1回反射して出てくる光が主虹を作る。広角が42度となる。
一方、副虹は太陽光が奥で2回反射して出てくる光により作られる。広角はこの場合51度となる。
証明はこのホームページでも紹介しているので、 参照願いたい。
今朝の近江は、南部晴れ・中部弱い時雨・北部雨模様であった。明神崎を回ると本格的な雨が降っていた。、
今朝の風は強くなかったが、季節風の到来で気温は低下。国道沿いの温度計は8時頃で9℃を指していた。

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