2020年11月15日、16日、19日に発生した上位蜃気楼
(2020年度観測第12号・13号・14号)
| Z字型になる琵琶湖大橋
| | 東岸(守山市)の蜃気楼
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| 瘤(こぶ)状になる琵琶湖大橋
| | 琵琶湖大橋の橋脚支持台の蜃気楼
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| 西岸(大津市雄琴)の蜃気楼
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■ 2020年11月に発生した上位蜃気楼 |
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昨年に引き続き、秋季にも上位蜃気楼の発生が確認されました!
11月15日(日)、16日(月)、19日(木)に琵琶湖南湖で上位蜃気楼が発生したとの連絡を観測仲間の冨田
さんから連絡を受けました。(このWebサイトでのお知らせが遅くなりすみませんでした)
せんでした。
11月15日は、春先を思わせる暖かな日でしたので南湖で上位蜃気楼が発生するかも・・・と思っていたところ
での発生でした。その後の16日、19日の上位蜃気楼発生連絡を受け、琵琶湖でも春先同様に毎年秋季にも上
位蜃気楼の発生がある!と確信しました。
今回は、冨田さんからいただいた画像や動画から切り出した画像を紹介します。 |
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この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する琵琶湖大橋の最高部から守山市側(東側)を撮影したものです。
橋の東側一部がアルファベットの“Z字型(3像型の蜃気楼)”になって見えます。橋の最高部の後方の比良山の稜線にも変形が認められます。
この時季の上位蜃気楼の発生は、非常に珍しいといえます。 |
2020年11月15日(日)、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:冨田正三さん) |
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この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する東岸の守山市今浜町~木浜方面を撮影したものです。
湖岸の樹木や建物の上部がのびたり倒立して、モニュメント・バレー風やバーコード状に変形して見えます。 |
2020年11月15日(日)、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:冨田正三さん) |
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この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する琵琶湖大橋を撮影したものです。
写真の右側(東側)の橋の一部分が瘤(こぶ)状に変形しています。調子がいい!?とこの部分がアルファベットの“Z”の様に変形しますが・・・この日は、瘤状変化(部分的に上方に伸びる変化)で終わりました。
秋季に2日連続の発生は、非常に珍しいといえます。 |
2020年11月16日(月)、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:冨田正三さん) |
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この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する琵琶湖大橋を撮影したものです。
湖面と橋脚の間に、グレーの長方形(縦長)が見えます。この部分は、橋脚を支える橋脚支持台でフーチングと呼ばれるものです。このフーチングは、撮影地からは普段水平線の下に隠れて見えない(地球が球状の為)のですが・・・上位蜃気楼となって現れました。
この日は、午前中からの発生しています。観測地に訪れていた時には、この様な変化でしたから、それ以前には・・・琵琶湖大橋がZ字(3像)型の蜃気楼になっていた可能性があります。 |
2020年11月19日(木)、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:冨田正三さん) |
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この写真は、撮影地点から北北東約11km~14km先に位置する西岸の大津市雄琴方面から琵琶湖大橋方面を撮影したものです。
写真では、湖岸や湖面が板塀状の蜃気楼(高さがそろった帯状に見える蜃気楼)が見えます。この板塀状蜃気楼は、上位蜃気楼発生時によく見られる蜃気楼像です。また、写真の左端近くに見える“茶色い屋根”状の湖上の建物(水資源機構琵琶湖開発総合管理所所有の大気自動観測所)の市中が伸びて見えています。
この日は、春先を思わせるような陽気で、“上位蜃気楼日和”といえるような日でした。 |
2020年11月19日(木)、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:冨田正三さん) |
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