2018年04月22日に発生した上位蜃気楼(2018年度観測第5号)
|琵琶湖大橋の蜃気楼1| |守山市今浜町(東岸)方面の蜃気楼|
|草津市烏丸半島(東岸)方面の蜃気楼1| |草津市山田町(東岸)方面の蜃気楼|
|琵琶湖大橋の蜃気楼2| |草津市烏丸半島(東岸)方面の蜃気楼2|
|草津市志那中町沖の湖上の蜃気楼| |琵琶湖大橋の東側の蜃気楼|
| 琵琶湖大橋の蜃気楼3 |
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■ 2018年4月22日(日)に発生した上位蜃気楼 今日は、上位蜃気楼が久々に長時間かつ広範囲に発生しました。西側は大津市下坂本5 (観測地点から約6.3Km)の湖岸の建物が蜃気楼化しました。東側は草津市の矢橋帰帆島 (観測地点から約3.3Km)の湖岸が蜃気楼化しました。矢橋帰帆島の湖岸が蜃気楼となった のは、南湖の蜃気楼観測して以来初のことでした。 湖上の視程は、良好とは言えず14Km先の琵琶湖大橋は霞んで見えており、観測地点から北 に5kmを超えると霞みの影響が急に大きくなるような感じでした。 今回は300枚程度撮影した中から、比較的蜃気楼の様子が分かりやすいものを紹介します。
この写真は、撮影地点から北北東約14km沖合いに位置する琵琶湖大橋を撮影したものです。上段の写真が蜃気楼で、下段の写真はそれに対応する通常風景です。
上段の写真では、橋の最高部分周辺が太くなり(上方に伸びて)、右側の橋梁が「横倒しのV字型(3像型)」の蜃気楼になっています。また、橋の左下の造船所は上方に伸びたり、橋付近のヨットの帆が大きく伸びて見えます。2018年4月22日(日)12:27、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
この写真は、撮影地点から約14km先の守山市の湖岸を撮影したものです。上段の写真が蜃気楼で、下段の写真はそれに対応する通常風景です。
上段の写真では、湖岸の(中央、右端のビル以外の)風景が伸びて水平な帯状に変化しています。この帯状の中をよく見ると、単に伸びているだけでなく、上方に反転した像も見ることができます。この帯状の蜃気楼を「板塀状の蜃気楼」とよんでいます。上位蜃気楼の典型的な像変化です。遠方からも「不自然に対岸の風景が綺麗な帯状」が見えるので、上位蜃気楼の発生の有無を肉眼で判別することができます。ただし、蜃気楼の様子を詳しく観察する場合は、10倍程度の双眼鏡が必要です。2018年4月22日(日)12:44、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
この写真は、撮影地点から約9km先の烏丸半島港を撮影したものです。上段の写真が蜃気楼で、下段の写真はそれに対応する通常風景です。
上段の写真では、港に等間隔に並ぶ杭(ビット/下段の写真では黒い点に見える)とその後方の地面が伸びて、「湖上の鉄格子」のように見えています。2018年4月22日(日)13:42、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
この写真は、撮影地点から約4km先の草津市山田町(東岸)の湖岸を撮影したものです。上段の写真が蜃気楼で、下段の写真はそれに対応する通常風景です。
上段の写真では、湖岸と湖面が上方の伸びたりや反転を伴って、「縞模様の茶色の2本の帯の間に水面が入り込んでいる」様に見えています。2018年4月22日(日)14:22、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
この写真は、撮影地点から北北東約14km沖合いに位置する琵琶湖大橋の東側を撮影したものです。上段の写真が蜃気楼で、下段の写真はそれに対応する通常風景です。
上段の写真では、橋の最高部分の右側が細く屈曲して途切れたように見えます。湖面から淡い水平なグレーの帯が見えていますが、湖面と橋梁が「板塀状の蜃気楼」になったものです。橋脚の上部には、「ふだん水平線の下に隠れて見えない橋脚台(フーチング)」が蜃気楼となって倒立して見えています。また、橋の左下の造船所も反転像が下の姿と合体して長方形となって見えています。2018年4月22日(日)14:45、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
この写真は、撮影地点から約9km先の草津市烏丸半島の湖岸を撮影したものです。上段の写真が蜃気楼で、下段の写真はそれに対応する通常風景です。
上段の写真では、湖岸の樹木が「針状」に先端が尖ったように伸びています。蜃気楼が成長してきて、板塀状の蜃気楼になっていく過程に見られる様子です。2018年4月22日(日)14:46、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
この写真は、撮影地点から約5km先の草津市志那中町沖の湖上を撮影したものです。上段の写真が蜃気楼で、下段の写真はそれに対応する通常風景です。
上段の写真では、見かけ水平線が上方に帯状に伸びて見えています。この帯状のなかに、釣り舟が多数蜃気楼となって表れています。この釣り舟は水平線下隠れて見えないはずですが、蜃気楼によって見え出しました。双眼鏡で観察していると、不思議な光景でした。2018年4月22日(日)14:47、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
この写真は、撮影地点から北北東約14km先の琵琶湖大橋の東側(守山市側)を撮影したものです。上段の写真が蜃気楼で、下段の写真はそれに対応する通常風景です。
上段の写真では、ふだん湖面に接するようにかの様に見える橋梁が蜃気楼となって多重像(5像?)となって見えています。ふしぎな光景です。2018年4月22日(日)14:59、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
この写真は、撮影地点から北北東約14km先の琵琶湖大橋を撮影したものです。アーチ状の琵琶湖大橋全体が高く伸びて水平になり、画像の右側の橋梁は「大きく横倒しのV字型(3像型)の蜃気楼」になっています。 2018年4月22日(日)15:19、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:ヒデヨシ会員)
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