2014年04月08日に発生した上位蜃気楼(2014年度観測第2号)
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■ 2014年4月08日(火)に発生した上位蜃気楼 琵琶湖南湖で第2回目の上位蜃気楼が発生しました。しかし、湖上の空気の澄み 具合がよくなく双眼鏡で琵琶湖大橋が見える程度の状況でした。ここ数年・・・という か、年々湖上の霞(かすみ)がひどくなってきたような気がします。排気ガス、排煙、 黄砂の他に、PM2.5の影響も加わっているのでしょうか。 今回、湖上の視界がよくないので撮影したデジカメ画像から、比較的見えやすいも のを3枚掲載しました。
この写真は、撮影地点から北北東約十数キロメートル沖合いに位置する琵琶湖大橋を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。上段と下段の画像を比較すると、琵琶湖大橋の右(東)側の橋梁が部分的に太くなってみえます。また、橋の最高部から左(西)側の橋脚付近にみえる湖岸の杢兵衛造船所の屋根が伸びて見えます。
南湖で上位蜃気楼が発生するとき、この上段の写真のように琵琶湖大橋の東側の橋梁が“部分的に太くなる”ことから始まります。2014年4月08日(火)14:26、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房 英夫会員)
この写真は、撮影地点から北北東約十数キロメートル沖合いに位置する琵琶湖大橋を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。上段と下段の画像を比較すると、上段の画像の中央より左の橋の形状が細くなるとともに水平になって見ます。また、その右(東)側の橋梁が広範囲に太くなっています。上段の画像の右方向の橋上に見える白っぽい長方形の物体は、車が伸びたものです。 2014年4月08日(火)12:27、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房 英夫会員)
この写真は、撮影地点から北北東約十数キロメートル沖合いに位置する琵琶湖大橋を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。上段と下段の画像を比較すると、琵琶湖大橋の最高部から右(東)方向の橋梁が途中から2本に分裂して(2像型の蜃気楼となって)見えます。この日は、大きく“V字型”に転じることはありませんでした。また、橋の最高部を境に左右で、橋梁の太さが異なって見えます。 2014年4月08日(火)14:39、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房 英夫会員)
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