■ ２０１３年４月２９日（月）に発生した上位蜃気楼 本日、久々に上位蜃気楼が発生しました。なぎさ公園に到着した12：20頃、琵琶湖 大橋の東側橋梁に下方倒立像が見られると共に琵琶湖大橋の最高部周辺の橋梁が 太くなっていました。双眼鏡で湖上を観察すると湖上の空気が激しく揺いでいる様子が よく分かりました。13：00頃には下位蜃気楼の特徴も消え、琵琶湖大橋の橋梁は東西 で部分的に太くなっていました。また、西岸の大津市堅田にある平和堂や大観覧車が 伸びていたので、これより後で大きな像変化を期待していましたが・・・14：25頃から湖 岸付近の湖面が伸びだしそれまで見えなかった湖岸付近のボートが多数見えるように なってきましたが湖岸は縮みだし14：45以降は対岸が縮んだままになりましが、琵琶 湖大橋の橋脚支持台（フーチング）は現れたままの状態でした。残念ながら15：10頃観 察を断念しました。期待したほどの像変化はありませんでした。 今年の南湖の蜃気楼は、あまり良いものが現れてくれません・・・一方、北湖の方で は小松浜（大津市北小松）から琵琶湖大橋の素晴らしい蜃気楼を見ることができたよう です。（この北湖の蜃気楼の様子は松井一幸氏のWebサイト「ビワコダス」の「北湖の蜃 気楼情報」で分かります。）また、北湖の湖岸の水鳥公園湖北野鳥センター（長浜市湖北町今西） から見て高島市方面に上位蜃気楼が１１：３０から１３：００過ぎまで発生したという情報も同センターの 職員の方から情報をいただきました。この日は琵琶湖の広範囲で上位蜃気楼が発生していたようです。
この画像は、東岸の守山市木浜町方面を撮影したものです。下の画像が実景です。上は上位蜃気楼となった画像です。画像の左よりに見える“屋根”の様な湖上の建物（滋賀県が所有する大気自動観測所）の右みにえる湖岸の白い建物が大きく伸びて見えます。また、画像の右側の湖岸の小さな建物や木々が伸びて見えます。 ２０１３年４月２９日(月）１３：４２、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影（撮影者：ヒデヨシ会員）
■ 琵琶湖大橋の変化
この画像は、琵琶湖大橋の最高部から右側の東側の橋梁を撮影したものです。下の画像は通常の風景です。上の画像の中央付近の橋梁が“Ｚ字型（３像型）の蜃気楼になっています。また、上の画像のヨットの右側には、橋上を走行する２台の車が変化して見えています。
２０１３年４月２９日(月）１４：１１、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影（撮影者：ヒデヨシ会員）
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