2012年3月1日に発生した上位蜃気楼(2012年度観測第1号)
|変形する琵琶湖大橋| |板塀状の蜃気楼になる東岸|
|Z字型(3像型)の蜃気楼に近づく琵琶湖大橋|
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■ 2012年3月1日(木)に発生した上位蜃気楼 今年は、例年のこの時期よりも寒い日が続き上位蜃気楼発生には、不利に感じられました。
この日は、暖かく感じる日でした。もしや・・・と期待していましたら上位蜃気楼が発生しまし
た。琵琶湖大橋の橋梁の変化はありましたが、明確なZ字型にはなりませんでした。一方、東
岸の守山には、上位蜃気楼の典型的な像である“板塀状の蜃気楼”が発生しましたのでめで
たく、今年度南湖での観測第1号としました。
この写真は、琵琶湖大橋のほぼ全体を撮影したものです。上段の画像は上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。上段の画像の矢印の指し示す周辺の橋梁と下段の該当箇所を見比べると、橋梁が太くなって(伸びて)います。琵琶湖南湖で上位蜃気楼が発生する場合、ほとんどの場合琵琶湖大橋の橋梁が部分的に太くなったり、細くなったりして蜃気楼が成長していきます。寒暖の写真のような、通常の琵琶湖大橋の形状をしらないと上位蜃気楼の発生を見逃してしまうことになりかねません。蜃気楼を発見する為には、ふだんの景色を覚えておくとが大切です。 2012年3月1日(木)15:13、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房 英夫会員)
この写真は、東岸の守山市木浜町方面を撮影したものです。上段の画像が上位蜃気楼で、下段の画像はそれに対応する通常風景です。下段と上段の画像の対岸周辺の景色を見比べると、上段の画像では高さが水平にそろったように見えます。その部分をよくみると、建築物などが伸びていたり、上方に反転しているものが見えます。
この高さが水平一直線状にそろう通称“板塀状”蜃気楼は上位蜃気楼特有の像変化です。上位蜃気楼を発見する場合、肉眼で遠方の景色などが水平一直線状に見える場所を探すことです。2012年3月1日(木)15:21、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房 英夫会員)
この画像は、琵琶湖大橋の最高部から右(東)側を撮影したものです。上段の画像が上位蜃気楼、下段の画像がそれに対応する通常風景です。上段の画像の右よりを見ると、橋梁が部分的に太くなっています。この部分が成長すると、アルファベットの“Z”の文字の様に変化(3像型の蜃気楼)になります。この上段の画像をよく見ると、少し“Z”の兆しを見ることができます。この日の琵琶湖大橋は、“Z”や“V”字のような派手な変化をせず、橋梁の太さの変化程度でした。 2012年3月1日(木)15:18、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房 英夫会員)
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