■ ２００９年４月９日（木）に発生した上位蜃気楼
今回は、今年度観測第４回目の発生であり昨日に引き続き連続２日目の発生でした。蜃気
楼の発生方向は琵琶湖大橋のみで、琵琶湖大橋の最高部の左右（東西）が太くなり“眉毛状”
になったり東側の（水平線に接するかのように見える）橋梁が通常よりも全体的に太くなる
程度でした。連日の晴天のために湖上の視程（視界）も悪く、双眼鏡での観察も困難になっ
てきた15時くらいに観測を中止しました。最悪のシーイング（見え具合）の中で、蜃気楼を
デジタルカメラで撮影しましたが、画像処理をして何とか見られるものは１枚でした。
■ 琵琶湖大橋の変化
この写真は、定点観測地点としているなぎさ公園おまつり広場（大津市中央４）から撮影した琵琶湖大橋です。 通常の琵琶湖大橋より、橋の最高部周辺の橋梁が太く（伸びていて）、右（東）側の橋梁が部分的に太くなった（伸びた）ものです。蜃気楼の種類でいうと、“タワーリング”という部類に入ります。 ２００９年４月９日(木)１４時３３分、大津市なぎさ公園おまつり広場より撮影（撮影者：房英夫会員）
