山頂に風枕・湖上に層積雲形成の後、第一級の比良オロシが吹いた


風の風景 No.682

2019年11月25日(月)は、オホーツク海にある低気圧から山陰まで伸びる寒冷前線と南岸低気圧が昼前に東海を移動した後大陸から強い高気圧が張り出しが強まり、北寄りの風が強まった。
午後2時の段階で上記写真に掲げるように、比良山系の山頂には風枕が現れ、琵琶湖上には風下波動による層積雲が幾重にも出ていた。
参考図の1、2、3はビワコダス八屋戸気象観測局(stationF)から見た、西・北・東方面の空の様子である。
比良山麓では午後3時頃から比良オロシが強まり、第一級の比良オロシが翌日の未明まで続いた。
最大瞬間風速は、ビワコダス北小松では21:04の23.2m/s(WNW)、アメダス南小松では20:02の25.6m/s(NNW)であった。
午後2時頃に大津市八屋戸の観測点(stationF)へ同志社大学の方2人を案内した時に比良山系を眺めると風枕が出ていた。
風下波動による層積雲も湖岸上空付近に見られ、さらにその風下にも層積雲があった。強風の襲来が予想されるケシキであった。
夜になるとJR湖西線は強風の影響で19:18から、和邇駅~近江今津駅間で運転を見合わせたが22:40に再開した。
番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
比良山系南端より南にも風枕は続いていた
北方面を眺めると琵琶湖側には風下波動による層積雲があった
琵琶湖岸から眺めると風下波動による雲は幾重にも連なっていた

<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
★未観測点のデータは10日に1回程度の回収後に表示されます。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
)比良山系周辺 風情報 日変化
)比良山系周辺 気圧・気温・湿度 日変化
)琵琶湖北湖 風向・風速・10分毎最大瞬間風速 日変化
)琵琶湖北湖 気圧・気温・湿度・雨量 日変化
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