八屋戸気象観測所(stationF)から初めて米原方面に上位蜃気楼を観測
風の風景 No.668
2019年4月20日(土)は、
日本海南部に中心を持つ移動性高気圧に覆われ
、快晴で非常にクリアな1日となった。
気温もグングン上昇した。上位蜃気楼の出現が予想されたので、データ回収を1日早め、周辺の琵琶湖の詳しい観測を行おうと出かけた。
北回りから始め、鵜川・畑・武曽横山・北船木へと移動しながら、南船木(12:58)、萩の浜(13:05)、明神崎(13:12)湖岸で水平線付近を観察した。全て下位蜃気楼であった。
北小松の湖岸(13:26)に移動すると琵琶湖大橋付近は実景であったが沖島より以北は全て下位蜃気楼であった。
14:00に再び北小松湖岸から琵琶湖大橋を眺めると小さなZ字型上位蜃気楼変化をしていたが他はまだ弱い下位蜃気楼であった。
北比良・木戸・八屋戸・和邇南浜・野田・福堂へ移動しながら観察を続けた。大津市木戸(14:55)湖岸では全てがほぼ実景であった。
八屋戸の観測点から琵琶湖を眺めると15:05にはほぼ実景であったが、15:17には彦根方面が上位蜃気楼変化を捉えていた。
ここでの観測点の湖面からの目線高度は約55m(140m-85m)で、このような高度から上位蜃気楼変化を捉えたのは初めてであった。
和邇漁港(15:26)からの景色は全域実景であった。和邇川河口(和邇崎)湖岸(15:34)からはほぼ全域実景であったが、
15:36に高島町近江白浜の松林の頭が揃う上位蜃気楼変化が確認できた。
16:24に野洲市吉川湖岸に移動したがほぼ実景で上位蜃気楼変化は確認できなかった。
17:34には愛知川河口に移動し観測したが、景色は縮んでいるように思われたがはっきりとした変化は認められなかった。
この日は、彦根市八坂と浜大津なぎさ公園から素晴らしい多彩な蜃気楼が出たという報告があった。
私の移動観測ではあまり顕著な上位蜃気楼が観測できなかったが、何故であろうか。
ビワコダス北小松の気温は8.3~19.2℃。琵琶湖大橋付近の水温は13.4℃。水位は+03cm。安曇川沖水温は10.0℃。水温は午前5時の国交省の測定値。
番号
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画面の輝度を明るくしてご覧下さい
1
八屋戸(観察点)と米原方面の地理的関係
2
大津市北小松湖岸から見る琵琶湖大橋 …変化の序章だけとらえる
3
移動中、和邇川河口(和邇崎)から高島町近江白浜方面の松林に上位蜃気楼変化
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
★未観測点のデータは10日に1回程度の回収後に表示されます。
①
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
②
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
③
)比良山系周辺 風情報 日変化
④
)比良山系周辺 気圧・気温・湿度 日変化
⑤
)琵琶湖中央部 風向・風速・10分毎最大瞬間風速 日変化
⑥
)琵琶湖中央部 気圧・気温・湿度・雨量 日変化
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