第1級の比良オロシとシモウェス気象観測局(stationA_D_F)の更新


風の風景 No.665

2019年3月22日(金)は、西高東低の気圧配置が強まり気圧傾度も大きく、全県的に終日北寄りの強い風が吹く1日となった。
夜明け前から早朝にかけて比良山麓では第一級の強い比良オロシが吹いた。
早朝7時頃に現地観察を行った。その時の比良山系にかかる風枕や風下波動による雲の様子を3枚の写真で示す。
この日の最大瞬間風速は、比良山麓のビワコダス北小松では6:34に20.1m/s(NW)、北比良では6:40に17.0m/s(WNW)、
木戸では6:50に22.8m/s(NNW)、八屋戸では6:50に16.1m/s(WSW)を記録した。アメダス南小松では7:09に20.9m/s(NW)であった。
比良オロシの強風でJR湖西線は早朝に運休や遅延が出た。午前8時頃になると急に比良オロシは弱まった。
今回の比良オロシはなぜ早朝になって急速に止んだのか解明が待たれるところである。
比良オロシが止んだので、予定通り北比良・木戸・八屋戸のシモウェス気象観測局(stationA・D・F)の設置更新作業を行った。
ポールを5m単管仕様に替え、新規風向・風速計に交換する作業を順次2時間程度かけて行った。
データの欠測時が作業中の時間帯である。作業時には比良オロシの強風は吹かなかったので友人の協力で作業を遂行することができた。
ビワコダス北小松の気温は6.7~15.6℃。琵琶湖大橋付近の水温は11.0℃。水位は-01cm。安曇川沖水温は8.5℃。水温は午前5時の国交省の測定値。
番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
強い比良オロシが吹いていた時の比良山系山頂にかかる風枕
比良オロシの強風が吹き抜け、荒れる湖面
シモウェス北比良気象観測局(stationA)の設置更新
シモウェス木戸気象観測局(stationD)の設置更新
シモウェス八屋戸気象観測局(stationF)の設置更新
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
★未観測点のデータは10日に1回程度の回収後に表示されます。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
)比良山系周辺 風情報 日変化
)比良山系周辺 気圧・気温・湿度 日変化
)琵琶湖中央部 風向・風速・10分毎最大瞬間風速 日変化
)琵琶湖中央部 気圧・気温・湿度・雨量 日変化
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