琵琶湖大橋方面や湖北方面に大きな上位蜃気楼変化


風の風景 No.652

2018年5月12日(土)は、高気圧の背面に入るが良いが続き、風が弱く気温がぐんぐん上昇した。
上位蜃気楼の出現が期待された。昼過ぎに北小松の浜から観察すると大きな変化はまだ見られなかった。
午後2時50分頃から午後4時頃まで観測を続けたると次第に湖北や野洲・守山・琵琶湖大橋・堅田方面に大きな上位蜃気楼変化が見られた。
多くは板塀状の変化であったが、琵琶湖大橋は太い眉毛状からZ字型、横V型へと変化し、そこで蜃気楼は一旦消滅したが、
また太い眉毛状からこぶ型へと移行し、午後4時頃には変化は殆どなくなった。
琵琶湖大橋の一連の変化は境界層の降下と共に起きるものであることが、筆者のシミュレーションで明らかになっている。
視程はあまり良くなく、長浜方面は殆ど見えなかったが、多景島・米原・彦根方面は大きな蜃気楼変化をしていた。
対岸の能登川や沖島には大きな変化は見られなかった。
ビワコダス・アメダスの風動画ベクトルの動きをみると、日中の北湖では湖風が認められる。
北小松の気温は12.2~22.4℃。琵琶湖大橋付近の水温は16.5℃。水位は+16cm。
番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
琵琶湖大橋の多彩な変化 …境界層の降下が奏でるソナタ…
彦根・米原方面も多彩な上位蜃気楼変化
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
★未観測点のデータは10日に1回程度の回収後に表示されます。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
)比良山系周辺 風情報 日変化
)比良山系周辺 気圧・気温・湿度 日変化
)琵琶湖中央部 風向・風速・10分毎最大瞬間風速 日変化
)琵琶湖中央部 気圧・気温・湿度・雨量 日変化
前に戻る