北小松から眺める琵琶湖大橋の小規模上位蜃気楼


風の風景 No.645

2018年4月22日(日)は日本海と南海上の高気圧に挟まれたが、好天の1日となった。
気圧傾度は小さく琵琶湖周辺は非常に穏やかで風の弱い好天に恵まれた。
日中は気温が上昇し風も弱く、今日もダイナミックな上位蜃気楼の出現が期待された。
昼過ぎに北小松の浜へ出かけると、琵琶湖大橋だけに小さなダラダラ型の上位蜃気楼変化が起きていた。
琵琶湖では連日靄で遠くが見にくい状態が続いている。湖面上には靄のベルトが白く横たわっていた。
午後1時過ぎに再度出かけると、琵琶湖大橋は小さなZ字型から太い眉毛状に変化を見せた。
ここから大きな変化が始まるのではと期待されたが、午後2時頃には実景に近い形に戻った。
今日は、彦根からの観測報告によると、湖北では上位蜃気楼は発生しなかったとのこと。
一方、南湖では最大級の上位蜃気楼が出たとのこと。
琵琶湖大橋は板塀状になり、変化は観測点のなぎさ公園から近い帰帆島付近にまで及んだという。
昨日と今日では北湖と南湖では蜃気楼の出現に関して立場が入れ替わった。
境界層の形成がどのように異なるのであろうか。発生メカニズム解明の上でも貴重な2日間となった。
多角的に検討する余地があり、興味深い。 北小松の気温は10.9~26.7℃。琵琶湖大橋付近の水温は15.1℃。水位は+7cm。
番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
琵琶湖大橋の小規模な上位蜃気楼変化
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
★未観測点のデータは10日に1回程度の回収後に表示されます。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
)比良山系周辺 風情報 日変化
)比良山系周辺 気圧・気温・湿度 日変化
)琵琶湖中央部 風向・風速・10分毎最大瞬間風速 日変化
)琵琶湖中央部 気圧・気温・湿度・雨量 日変化
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