北小松から最大級の上位蜃気楼変化をとらえる


風の風景 No.644

2018年4月21日(土)は中心をやや南海上に持つ高気圧に覆われゆっくりと背面に入り始めた。。
気圧傾度は小さく快晴で、日中はぐんぐん気温が上昇し風も弱く上位蜃気楼が出る絶好のコンディションとなった。
琵琶湖北湖では北小松と彦根で素晴らしい第1級の上位蜃気楼が確認された。
午後1時半頃に大津市北小松の浜に出ると、既に第1級の上位蜃気楼変化の変化が繰り広げられていた。
昨日よりも視程は良くなかったが愛知川以南で広域に第1級の上位蜃気楼変化を確認できた。
琵琶湖大橋の変化は素晴らしく華麗で大きく、肉眼でも異様さを感じるほどであった。
対岸の周辺や堅田方面にも強い板塀状の変化があった。デジカメで変化を静止画や動画で収めた。
午後2時過ぎになると北寄りの風がさざ波を立てるくらいに吹き始め、徐々に蜃気楼は終息に向かったので現場を離れた。
彦根市八坂湖岸から彦根・長浜方面にも素晴らしい上位蜃気楼の確認の報告があった。
南湖では大きな変化はなかったとの情報を得たが南西からの風となっており、北東風ではなかったことが要因のようだ。
高層850hPa面の天気図では、南西の風流線となっており、高気圧の縁を回る風が南湖では下降したようだ。
北湖では弱かったが湖風の存在が確認できる。シモウェスの観測データが揃ったら上位蜃気楼の発生条件を探ることができる。
北小松の気温は9.8~23.0℃。琵琶湖大橋付近の水温は15.1℃。水位は+8cm。
番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
琵琶湖大橋の多彩な上位蜃気楼変化
大津市堅田方面は板塀状蜃気楼
守山市今浜方面も板塀状蜃気楼
沖島民家方面も弱い上位蜃気楼変化
大同川樋門も多彩な上位蜃気楼変化
日本電気硝子能登川工場方面の湖岸は板塀状蜃気楼
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
★未観測点のデータは10日に1回程度の回収後に表示されます。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
)比良山系周辺 風情報 日変化
)比良山系周辺 気圧・気温・湿度 日変化
)琵琶湖中央部 風向・風速・10分毎最大瞬間風速 日変化
)琵琶湖中央部 気圧・気温・湿度・雨量 日変化
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