鵜川・北小松から湖北・琵琶湖大橋方面に上位蜃気楼変化をとらえる


風の風景 No.635

2018年3月18日(日)は移動性高気圧の背面に入るが好天に恵まれた。
早朝は快晴で琵琶湖の視程もまずまずであった。日中は気温が上昇したので上位蜃気楼の出現が期待された。
気圧傾度は小さく風が非常に弱い1日となった。朝から琵琶湖の視程は良く、湖上に靄のような白い帯の層が連なっているのが確認できた。
所用で朝から今津へ出向いた。帰路午後3時前の今津浜では上位蜃気楼変化は肉眼で確認できなかった。
帰り道午後3時過ぎに明神崎から見ると肉眼でも琵琶湖大橋に上位蜃気楼変化が起こっているのが確認できた。
レストラン湖西路の湖岸から琵琶湖大橋や野洲、堅田、および北の米原方面で上位蜃気楼変化が起きているのが確認できたが、
中部の沖島や能登川、荒神山方面では変化は確認できなかった。
その後北小松へ移動すると琵琶湖大橋に変化があり、長浜や米原方面も実景時には見えない湖岸が板塀状に見えるのが確認できた。
米原のFUJITECエレベータ研究棟の左には彦根プリンスホテルの上部だけが見えるが、上位蜃気楼効果で今日は全体が湖岸から見えた。
今日の850hPa面の風は南西で、地上では広い範囲で南東の弱い風となっていたが、琵琶湖では昼頃に北湖では湖風が確認できる。
シモウェス観測点のデータが揃えば上位蜃気楼の発生原因がより推察できるように思われる。
北小松の気温は2.5~12.4℃。琵琶湖大橋付近の水温は9.4℃。水位は0cm。
番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
高島市鵜川から見る琵琶湖大橋は上位蜃気楼変化
高島市鵜川から見る守山市今浜方面は板塀状に変化
高島市鵜川から見る大津市堅田方面も板塀状に変化
大津市北小松から見る琵琶湖大橋も複雑な上位蜃気楼変化
大津市北小松から見る長浜方面も湖岸の建物が浮き上がる
大津市北小松から見る沖の白石方面も向こうの湖岸が上位蜃気楼変化で浮かび上がる
大津市北小松から見る多景島方面も向こうの湖岸が上位蜃気楼変化で浮かび上がる
大津市北小松から見ると彦根プリンスホテルや湖岸が上位蜃気楼変化で浮かび上がる
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
★未観測点のデータは10日に1回程度の回収後に表示されます。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
)比良山系周辺 風情報 日変化
)比良山系周辺 気圧・気温・湿度 日変化
)琵琶湖中央部 風向・風速・10分毎最大瞬間風速 日変化
)琵琶湖中央部 気圧・気温・湿度・雨量 日変化
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