北小松から琵琶湖大橋・沖島・明神崎方面の上位蜃気楼変化をとらえる


風の風景 No.634

2018年3月14日(水)は大きな移動性高気圧の背面に入り始めるが好天に恵まれた。
気圧傾度は小さく終日風は弱い。日中は気温が上昇し、午後から上位蜃気楼の出現が期待された。
終日快晴の天気となり若狭湾・琵琶湖では海(湖)陸風が吹くが、南部は南西~西寄りの風となった。
午後2時40分頃に大津市北小松の浜へ出向くと、水平線付近はヘイズが強く対岸や琵琶湖大橋は極めて見にくかった。
湖面は穏やかであったが極弱い北東寄りの風が吹いてきていた。
肉眼では上位蜃気楼の確認はできなかったが、200mm望遠のデジカメ写真をモニターで確認すると蜃気楼の発生が確認できた。
写真1に見るように沖島は板塀状になっていた。
写真2に見るように琵琶湖大橋は守山側(写真左側)の橋脚台が伸び、その間に小さな横V型上位蜃気楼が確認できた。
写真3に見るように明神崎方面は水中に浮かぶ鳥居向こうの魞(エリ)が上位蜃気楼変化を起こしていた。
堅田・三上山・岡山方面では上位蜃気楼変化は確認できなかった。
能登川や彦根方面には湖面の伸びや湖面蜃気楼に近い変化が見られたが、顕著な変化ではなかった。
長浜方面は霞んで見えなかった。
空は快晴であるが、湖面付近はヘイズが強く、上位蜃気楼の鮮明な写真を収めることはできなかった。
北小松の気温は5.7~18.3℃。琵琶湖大橋付近の水温は9.3℃。水位は0cm。
番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
沖島民家は顕著な板塀状蜃気楼変化
琵琶湖大橋は、東側の橋脚台が伸び、小さな横V型変化
明神崎の白鬚神社鳥居の向こうの湖面が激しい上位蜃気楼変化
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
★未観測点のデータは10日に1回程度の回収後に表示されます。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
)比良山系周辺 風情報 日変化
)比良山系周辺 気圧・気温・湿度 日変化
)琵琶湖中央部 風向・風速・10分毎最大瞬間風速 日変化
)琵琶湖中央部 気圧・気温・湿度・雨量 日変化
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