今冬最大の寒波が襲来し北小松では10時に25cmの積雪


風の風景 No.630

2018年1月25日(木)は、第一級の寒気が南下し西高東低の強い冬型気圧配置となった。
画像5は500hPa面(上空約5500m)の高層天気図で、偏西風が蛇行し大きな気圧の谷が通過していることが分かる。
北小松では早朝に25cm程度の積雪を見た。上記写真は自宅の畑の様子である。冬野菜が全て雪に覆われた。
自宅の畑には冬野菜として、ダイコン、カブ、ニンニク、タマネギ、キャベツ等を植えているが、
昨秋10月23日の台風21号の大打撃と晩秋の多雨・初冬の低温が影響してか例年よりも成長にかなりの遅れが出ている。
画像4には、気象衛星からの午前10時の可視画像を示す。寒気に伴う筋状の雲が現れ寒気の強さを物語っている。
画像1はレーダーによる雪雲の様子である。雪雲が丹後半島付け根から丹波・比良山地を越えて琵琶湖中部に流れ込んでいる。
このような雪雲の流れは、滋賀県北部よりも比良山麓や近江八幡で積雪量が多くなり、中雪と呼ばれる。
この流れは画像6の850hPa面(上空約1500m)の風流線の向きとよく一致している。また画像6は中国東北部に強い寒気があることも見て取れる。
午前10時の積雪量は、マキノ蛭口10cm、今津13cm、木ノ本14cm、長浜10cm、彦根23cm、安曇川田中24cm、北小松25cmであった。
日中も気温は上がらず北小松では1日雪が降った。北小松の気温は-3.1~0.0℃で真冬日。琵琶湖大橋付近の水温は6.9℃。水位は-12cm。
番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
10時10分の気象庁雪雲レーダー
雪に覆われたビワコダス北小松気象観測局
2日前の我が家の畑の様子
2018.01.25.10:00 可視画像…寒気に伴う筋状の雲
2018.01.25.09:00 高層天気図 …500hPa高度・渦度…
2018.01.25.09:00 高層天気図 …850hPa気温・相対湿度・風流線…
2018年1月北小松観測局月刊気象画像
大雪続く…1日後の我が家の畑の様子
異常な大雪に…2日後の我が家の畑の様子
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
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