西風によりもたらされた京都・滋賀の広範囲の快晴


風の風景 No.626

2018年1月11日(木)は、西高東低の気圧配置が続き今冬第一級の寒波が襲来した。
空は雲一つない快晴で、写真1に見るように早朝の比良山系は残雪が太陽に映え目映かった。
北小松から眺める琵琶湖の対岸や琵琶湖大橋は、写真2に見るように強い下位蜃気楼であった。
画像3の高層天気図(500hPa:地上約5,500m)は、偏西風蛇行による強い気圧の谷の接近を示していた。
画像4の高層天気図(850hPa:地上約1,500m)は、強い寒気の到来と西風を示していた。
上記写真に見るよう、正午の可視画像は京都府や滋賀県では雪雲は全くなく、関東平野並みの快晴を示していた。
若狭湾域でも雪雲が全く見られない雲画像は珍しい。今回の西風は西日本では九州や四国・中国山地の西部に雪をもたらしている。
琵琶湖では西ビアラシのケシキで北小松では西南西の風が吹いていた。南部では西風、若狭湾では南西の風になっている。
北小松の気温は-0.3~5.3℃。琵琶湖琶湖大橋付近の水温は9.0℃前後。水位は3cm。
番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
北小松から眺める目映い比良山系
北小松から眺める琵琶湖の強い下位蜃気楼
2018.01.11.21:00 高層天気図 …500hPa高度・渦度…
2018.01.11.21:00 高層天気図 …850hPa気温・相対湿度・風流線…
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
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