北小松から琵琶湖大橋方面の超小型上位蜃気楼変化を確認


風の風景 No.615

2017年6月9日(金)は南高北低型の気圧配置になり、朝から五月晴れの天気となった。
日中は気温が上昇した。視程はかなりよく、北小松から対岸や琵琶湖大橋がよく見えた。
午後4時頃に北小松の浜に出かけると、湖は穏やかで景色は実景に思われた。しかし、琵琶湖大橋方面には極めて僅かな変化があった。
急いでカメラの望遠レンズをセットし写真を撮ると、上記写真が得られた。時系列に並べると変化は小さいが境界層の降下を物語っていた。
最近は水温が約21℃に上昇しているため、境界層での温度変化が小さいとして理解できる。
観察に出向く時間が遅かったので、それまでにより大きな蜃気楼変化が見られた可能性は否定できない。
下記写真1中で解説しているように、琵琶湖大橋向こうの石山や西大津方面に板塀状の上位蜃気楼変化を確認できたのが大きな成果である。
この日の風動画(参考①②)は、日中は安定した湖風が吹いていたことを示している。

番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
琵琶湖大橋方面の超小型上位蜃気楼変化を解説してみました
2017年琵琶湖大橋付近水温とビワコダス北小松気象観測所気温のグラフ
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
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