比良山麓で南東の風と波をもたらす反流の景色をとらえる


風の風景 No.613

2017年5月28日(日)は中心が九州にある高気圧に広く覆われ快晴の澄みきった爽やかな五月晴れの天気となった。
空気はややひんやりとしており、視程は最高。遠くの伊吹や鈴鹿山地も良く見えた。
全般に若狭湾から流入する北西の風が一般風であるが、比良山麓の北小松や南小松では朝から昼過ぎにかけて反流の南東の風が記録されている。
午後1時半頃に北小松の浜へ訪れた時の上記写真でも、三上山や長命寺方面から風とさざ波が押し寄せている様子が分かる。
波はうねりではなくさざ波である。これは遠くからやってきた波ではないことを示している。反流の景色として記憶に留めたい。
5月になると浜辺ではアユ釣りを楽しむ太公望が大勢押しかけ釣り竿を湖に垂らしていた。
水平線近くの湖面の景色は、沖島以南は弱い下位蜃気楼であったが、それより以北はほぼ実景であった。
これは湖面の水温の差によるものであろう。北湖北部は水温が南部より低いとして理解できる。

番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
北小松から眺める反流の景色 …沖島方面
北小松から眺める反流の景色 …彦根方面
北小松から眺める反流の景色 …明神崎方面
5地点の景色が微妙に異なる …弱い下位蜃気楼とほぼ実景
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
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