琵琶湖大橋付近のみ上位蜃気楼変化が出現 …観測目線高度依存性を探る…
風の風景 No.612
2017年5月22日(月)は
高気圧の中心が関東沖海上にゆっくりと離れたが
快晴の穏やかな夏を思わせる天気となった。
午前中は引き続き視程が悪く遠くまで見えなかったが昨日よりは少し回復し、湖面上には境界層と思われる白い帯状の靄が肉眼ではっきりと確認できた。
午後2時半過ぎに琵琶湖大橋を眺めると下記写真1に示すような太い眉毛状の変化が現れ、次第に複雑な変化をしめした。
15時20頃になると肉眼では琵琶湖大橋の縦幅が小さくなり消滅したような感じを受けた。
この時、浜辺へ降りて観測の目線高度を下げると、上位蜃気楼の姿が劇的に変わるのを見つけ、画像に収めることができた。
これが上に示した3枚の画像を組み合わせた合成写真である。
姿の①②③の変化は、同じ高さから観測する場合の逆の経過を辿っているが、目線と境界層の相対的な高さ変化から自然に理解できる変化である。
堅田や琵琶湖大橋・ラフォーレ琵琶湖・野洲マイアミランド方面辺りに上位蜃気楼変化を確認したが、沖島・彦根・長浜方面の変化は認められなかった。
幸運にも4日連続の上位蜃気楼観測となったが、それぞれ違った個性ある変化が見られた。
番号
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画面の輝度を明るくしてご覧下さい
1
午後3時頃北小松から眺める琵琶湖大橋の上位蜃気楼変化
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
①
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
②
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
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