琵琶湖大橋東詰から中央まで移動して明神崎と旧志賀町方面の上位蜃気楼を追う


風の風景 No.610

2017年5月20日(土)は高気圧の中心が南海上に離れたが朝から終日好天に恵まれた。
昼前に北小松から琵琶湖大橋を見ると下位蜃気楼であった。昼過ぎに再び訪れると上位蜃気楼変化をしていた。(下記写真1)
今日は視点を変えて、琵琶湖大橋からこちらを見るとどのように見えるか観察することにした。
琵琶湖大橋東詰め料金所手前の駐車場に車を置き、大橋を堅田方向中央部まで進むことにした。
距離は約1kmである。明神崎や旧志賀町方面を見ると上位蜃気楼変化をしており、デジカメで写真に収めた。
およそ250m毎に写真を抽出し、東詰め(高さ約5m)から①0m②250③500m④750m⑤1000mm中央最高部(高さ約26m)に分類した。
①と②の中間点から南小松、北小松方面を見ると、上の写真のように上位蜃気楼変化(湖面蜃気楼)が見られた。
②の地点から南比良方面を見ると板塀状蜃気楼変化が見られた。
この時、琵琶湖大橋へは北北東の強い風が北湖から南湖へ向けて吹いており、湖面には小さな波があった。
水平線近くは遠くが霞み船木崎は肉眼では見にくかったが、沖島や明神崎以南はなんとか見える状況であった。
明神崎と南比良方面を眺めた画像をそれぞれ1枚に編集したのが下記写真3と4である。
やはり高い所からの観察は、実景に変化していくことが分かった。これまでのシミュレーション結果と一致する。
観察を終えて帰える途中に湖西バイパスから湖面を見ると凪いでいた。琵琶湖大橋上で感じた風とは大分異なる様子であった。
再び北小松の浜に戻ると、琵琶湖大橋は縦に縮んで蜃気楼の終焉を表していた。この縮みは対岸の至る所で見られた。

番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
北小松から眺める昼前と昼過ぎの琵琶湖大橋の姿
琵琶湖大橋歩道から眺める南比良方面の上位蜃気楼
東詰めから中央最高部まで移動して南比良方面の上位蜃気楼の姿の変化を探る
東詰めから中央最高部まで移動して明神崎方面の上位蜃気楼の姿の変化を探る
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
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