正午に小松浜を訪れると黄砂で霞む琵琶湖に上位蜃気楼出現


風の風景 No.608

2017年5月8日(月)は南西諸島に中心を持つ高気圧に覆われ朝から好天に恵まれた。
黄砂の影響が強く、山々は霞み琵琶湖の対岸も見えにくい状況であった。
正午過ぎに大津市北小松小松浜へ観測に出かけると、黄砂で霞む対岸や琵琶湖大橋に上位蜃気楼変化があった。
気象観測用に設置しているVantageProのデータ回収に出かけるため、小松浜では短時間で観測を終えた。
和邇南浜の湖岸(13:30)から北方向の景色を観察したが、上位蜃気楼の変化はなくほぼ実景であった。
野洲市菖蒲湖岸(13:50)から観測をしても明神崎方面は実景であった。
野洲市野田(14:00)や東近江市福堂(14:30)では北寄りの風が比較的強く吹いていた。
下図画像8に、小松浜で上位蜃気楼を観察した時刻の琵琶湖周辺の風・気圧の概況を示す。
気圧は気象庁の観測値、風ベクトルは気象庁とビワコダスで独自に行っている観測値に基づき作成したものである。
この図を見ると、上位蜃気楼が発生するいつもの湖風パターンとほぼ同じであると理解できる。
課題はこの状況の中で境界層がどのようにして形成されるかという謎を明らかにすることである。

番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
大津市堅田の上位蜃気楼変化
守山市ラホーレ琵琶湖方面の上位蜃気楼変化
野洲川河口方面の上位蜃気楼変化
野洲市三上山方面の上位蜃気楼変化
近江八幡市岡山方面の上位蜃気楼変化
沖島民家の上位蜃気楼変化
東近江市大同川樋門方面の上位蜃気楼変化
観測時の琵琶湖周辺の風・気圧
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
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