南比良沖エリのポールに設置したF型温度測定棒を回収する


風の風景 No.594

2016年11月10日(木)、午前中は北寄りの風が残ったが、午後になると気圧傾度が小さくなり穏やかな天気となった。
10月27日(木)、大津市南比良沖のエリにF型温度測定棒(F棒)を設置しておいたが、今日はメモリ限界の14日が経過するので回収に出かけた。
F棒設置場所に到着すると、穏やかな湖面では上写真に示すようにF棒の第2センサーの位置はまさに湖面であった。
F棒プロジェクトの目的は、湖面上の鉛直方向の温度構造(分布)を明らかにすることである。特に下位蜃気楼時の温度構造。
今回は岸から360m沖、水深20mの場所に設置したので、前回の岸から15m沖の北小松桟橋沖結果とどのような違いがあるかが注目される。
10個の温度センサーは、10分に1回の計測を繰り返す。高分解能モードで2048回の測定が記録されるため、2016.10.27.10:00~11.10.15:10の期間となる。
水中や湖面、湖上で測定を行うため、防水面を強化したので日中の温度上昇が心配されるが、夜のデータ重視という方向で解析することになると思われる。
データ解析と結果が楽しみである。

番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
北小松漁港から地元漁師さんの船で南比良沖エリを目指す
出発して前方を見ると下位蜃気楼の琵琶湖大橋
背後を見ると雄松崎や明神崎、山々の素晴らしい景色が広がる
近江舞子沖から近江舞子を見ると防風林の向こうに立ちはだかる比良山系
三角にとんがった堂満岳やびわ湖テラスの打見山、蓬莱山の初冠雪の残雪が見える
F棒プロジェクトに暖かい協力を惜しまない地元の漁師さん
回収したF型温度測定棒からセンサーを取り出し、パソコンでデータを回収する直前の様子
琵琶湖の水位変化…降雨による変動が激しい…
琵琶湖大橋付近の水温と北小松観測所の日最高・最低気温と蜃気楼との関連

<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です。(PC、iPone、Tablet等)
琵琶湖周辺の風(統合動画)
②ビワコダス・アメダスの気圧・風動画表示は、ここをクリック。
③琵琶湖周辺の気圧・気温・湿度等を知りたい時は、ここをクリック。
④シモウェス比良山麓風動画表示は、ここをクリック。
⑤シモウェス比良山麓気圧・気温・湿度等を知りたい時は、ここをクリック。
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