湖面上の気温の垂直分布を測るためF型気温測定棒を考案し設置する
風の風景 No.588
2016年10月8日(土)は、地元の漁師さんの協力を得て、考案したF型気温測定棒を琵琶湖の桟橋先端に設置した。
市販のハイグロクロン温度・湿度測定器を10個縦に配列し、水中温度や水面温度、水上気温を正確に測ろうとするのが狙いである。
この日は
近づく温帯低気圧
の影響でカミからの風と波が押し寄せ、ウミが少々荒れていた。
その合間を縫って、風と波が治まった午前10時頃に10分間ほどで手際よく作業は完了した。
10月9日(日)夜明け前には強い雨と強い比良オロシが吹いた。
心配して設置した観測棒の状態を見に行くと、写真のように正常な姿を保っていた。
F型気温観測棒と桟橋、湖岸、その向こうに琵琶湖大橋が見える前の浜に移動して、望遠レンズで写真を撮ると向こうは下位蜃気楼であった。
この時は、北北東の風と波が明神崎方面から押し寄せていた。湖上を渡ってくる風がF型気温測定棒へぶつかっていた。
湖面近くでは10cm間隔で温度計が設置してある。最も高い位置は高さ160cmである。
10分間隔でデータを取り、10日間ほど設置を続ける予定である。どうのようなデータが得られるか楽しみである。
成功したら、漁師さんの協力を得て、比良沖にあるエリの沖合の棒に、観測棒を設置する運びである。
番号
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1
地元の漁師さんに協力を依頼しF型観測棒を設置する
2
桟橋沖合に設置されたF型気温測定棒
3
約2mの目線高度から桟橋の向こうを眺めると下位蜃気楼
4
約0.5mの目線高度から眺めると琵琶湖大橋は小さな凸レンズ状
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です。(PC、iPone、Tablet等)
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