大津市和邇南浜にstation_Iを設置し観測を開始する。


風の風景 No.557

2015年9月29日(火)は快晴の秋晴れに恵まれた。正午の地上天気図は大陸の高気圧の張り出しを示していた。
好天の下、大津市和邇南浜にシモウェス(簡易移動気象観測局)station_Iの設置作業を行った。
ここは風通しの極めて良好な場所で、南100m程に和邇川が流れている。この川は愛知川と並び滋賀県を北部と南部に分ける気象の分水嶺である。
ここに気象観測局を設置した目的は、①比良オロシがどこまで伸びているかの検証、②湖陸風の吹き具合の調査等である。
特に②については、琵琶湖に上位蜃気楼が現れる時の境界層の生成・運動・消滅に「湖風が連動していないか」の調査・研究が大きな柱である。
この地域は、気象庁を含め観測機器が設置されてこなかったので、野田(野洲)や福堂(能登川)と同じく貴重なデータが得られると信じる。

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大津市和邇南浜の位置。Google Earthによる。
初めてのオール単管(48.6φ)による4mポールの採用・設置。
前日(2015.09.28)のSuper Moon。

<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です。(PC、iPone、Tablet等)
琵琶湖周辺の風(統合動画)
②ビワコダス・アメダスの気圧・風動画表示は、ここをクリック。
③琵琶湖周辺の気圧・気温・湿度等を知りたい時は、ここをクリック。
④シモウェス比良山麓風動画表示は、ここをクリック。
⑤シモウェス比良山麓気圧・気温・湿度等を知りたい時は、ここをクリック。
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